南スーダン政府が自国民の出国を妨害
sudantribune.comによれば、南スーダンの治安部隊は移動の自由の権利に反して、国を出ようとする人たちを故意に妨害していると、アムネスティ・インターナショナルは明らかにしました。
アムネスティはチャーター会社2社から、国家安全保障局が南スーダン国籍の者、特に男性を運ばないよう命令したという報告を受けたと言いました。
アムネスティは南スーダン人職員がウガンダへのエンテベへ行く航空便に乗ることを妨げられたとも報告しました。
「南スーダン治安部隊によるこの恣意的な運営はまったく受け入れられません。南スーダンは移動の自由の権利を尊重すべきです」とアムネスティの南スーダン調査員のエリザベス・トン(Elizabeth Deng)は言いました。
「紛争の両派閥が国内外で避難場所へ逃げる民間人の安全な通行を妨げないことは絶対的に重要です」と彼女は声明で言いました。
ジュバ国際空港は男性が他国への航空便に乗るのを妨げる保安要員で埋まり、保安用車輌に放り込まれ、街へ車で戻されるのが目撃された乗客の大半は拘留されています。
情報筋は保安要員は彼らの親族や友人だけを飛行機に乗せることを許していると言いました。
何千もの南スーダン人はウガンダに入国しようとして南部の国境、ニムル(Nimule)にも集まっていますが、彼らは越境を妨げられているとされます。
ジュバ空港は停戦が発表された後で再開しました。
チャーター・避難便は空港の再開の後で出発していますが、商用便は木曜日にやっと再開しただけで、他国への移動は容易ではありません。
東アフリカの地域的ブロック、IGADはそれより前に、南スーダン政府に空港を再開するよう要請しました。
ジュバ国際空港には国連のUNMISSがおり、その中には自衛隊も含まれています。しかし、こういう基本的権利の妨害を止めることはできません。復興支援のために派遣されている部隊の任務外だからです。自衛隊が駐留していたところで、彼らに南スーダン人は守れません。
南スーダン政府は反政府派を国外で逃がしたくないのです。おかげでJICA職員は出国できた訳です。しかし、自国民が助かったことにしか関心がなく、南スーダン政府による不法行為には注意を向けない日本政府の対応は最悪です。
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