南スーダン軍兵士がWFPの倉庫を略奪

2016.7.17


 sudantribune.comによれば、南スーダン軍の兵士が首都ジュバ(Juba)で世界食糧計画(WFP)の主要な倉庫を略奪しました。

 兵士が倉庫に侵入した状況は不明のままでした。

 軍の報道官はこの状況について何もコメントしていません。

 一部の軍情報筋は、彼らは倉庫がレイク・マシャル第一副大統領の軍隊のための食料品を含む様々な軍用品を貯蔵していると聞かされたので行動を行ったと主張しました。

 「司令部から受け取った情報は、倉庫がSPLA-IOが所有する軍用品の主要な貯蔵庫として使われているということでした。我々はそれが救援物資の倉庫ではないと聞かされました。司令部はそれらは我々が押収して破壊すべき軍用品だと言いました」と、金曜日に作戦に参加した軍将校は言いました。

 WFPはウェブサイト上のレポートで、倉庫が略奪されたことを認めましたが、グループの身元は言いませんでした。

 しかし、倉庫がある地域は激戦の後で反政府軍が司令部を変えたあと、政府軍の排他的支配下にありました。

 政府軍兵士は盗んだ食料品を頭や肩に乗せ、他の者たちは私物や軍用の車輌を盗んだ物を運び去るために使うのがみられ、その一部は街西部のデレ(Gudele)の第2市場で売られているのがみられました。

 WFPによれば、倉庫は戦いが始まる前に220,000人の食糧1カ月分が入っていました。

 WFPの南スーダンの責任者、ジョイス・ルマ(Joyce Luma)は、南スーダン軍による略奪は、彼らがすでに国連が国内2カ所のキャンプで受け持つ民間人保護施設に避難する数千人の難民に食糧支援を提供した後で起こったと言いました。


 金曜日に事件が起きたなら、完全に停戦違反でしょう。倉庫に反政府派の軍用品があったとしても、それに手をつけるのは停戦に違反します。

 中立のWFPが反政府派の味方をするはずはありません。

 どういう理由で司令部が倉庫を略奪するように命令したのかが不明です。兵士に報償を与えられないので、現物支給するつもりでしょうか?。

 国際社会の仲裁や復興支援を無視して騒ぎを起こすキール大統領には厳しい制裁が加えられるべきです。今回の事件を調査し、彼を拘束する必要が出ていると思われます。

 


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