キール大統領が副大統領に解任を示唆
sudantribune.comによれば、南スーダンのサルバ・キール大統領(President Salva Kiir)はレイク・マシャル第一副大統領に首都ジュバに戻り、職務に復帰しなければ、彼の任務を彼の派閥の誰かに置き換える恐れがあるとの最終通告を出したと、当局者は日曜日に言いました。
大統領筋によれば、キール大統領は彼の友人とSPLM-IOのマシャル派当局者数名と、この問題の協議を開始しました。
「統一国家の暫定政府はレイクを理由に人質に取られてはなりません。あらゆる保護の保証を与えたのに、統合監視・評価委員会議長(JMEC)とアフリカ連合特使に、独りでは安全な意図感じなら大統領が一緒にいると表明してるのに隠遁から出てくる気がないなら、大統領はSPLM-IOの誰かを彼と置き換える権利を持つと大統領筋は日曜日に言いました。
当局者は別の交渉を待つことなく、和平合意の実行を続け、国民に貢献するために、マシャルの反政府派の高官数名がおり、そこから候補者を見つけられると言いました。
「ジュバにSPLM-IOのメンバー多数がいます。和平会議で主席交渉者だったタバン・デン・ガイ鉱山大臣(Taban Deng Gai)は指名し得ます」と彼は明言しました。
また、キール大統領のSPLM派閥、ボル・マクエング情報長官(Bol Makueng)は日曜日に、南スーダン放送社(SSBC)で、特定の時間内でマシャルが戻らなければ、彼は代わりの指導者と置き換えられるという声明を発表しました。
彼はキール大統領の指導の下、SPLM政治局の会議で決められると、彼は言いました。
情報筋はタバン・デン・ガイとエゼキエル・ロル・ガドコウス(Ezekiel Lol Gatkuoth)がマシャルを後退させるキャンペーンを主導していると言いましたが、SPLM-IO当局者は否定したとされます。
「タバン・デンは、昨年来、ジエング長老評議会(the Jieng [Dinka] Council of Elders: JCE)によりキール大統領へ推薦されているとの疑いがあり、SPLM-IO内で物議を醸す人物です。
しかし、他の者はデンはヌエル族の間で人気がなく、彼が政府高官の地位にのぼることは、彼を嫌うキール大統領のブル・ヌエル同盟(Bul-Nuer)を追い払うかも知れないと言いました。
記事は一部を紹介しました。なお、記事中の「ブル・ヌエル同盟」の詳細は不明です。
遂に本性を現したキール大統領はマシャル副大統領を解任する暴挙に出ました。殺される恐れがあるのにマシャルがキールに会えるはずはなく、キールはそれを承知で出てこいと言っているのです。さらに、隠れていることを新しい副大統領の任命を正当化するために使おうとしています。これがキール大統領の狙いだった訳です。
南スーダンの派閥は一枚岩ではなく、中には裏切る者もいるようで、この内戦は裏切りが多くみられます。
しかし、こんな時代遅れの陰謀劇に世界が騙されるはずはなく、何が起きているか周辺国やアメリカはよく理解しています。キール大統領こそ悪党との認識が広まることをふせぐことはできません。
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