南スーダン各地で戦闘が報告される
9日付けのsudantribune.comによれば、南スーダンの対立する軍隊が戦略的な街、首都ジュバ(Juba)の南約160kmにあり、ウガンダ国境へ向かうイエイ(Yei)周辺で衝突しました。
これはレイク・マシャル(Riek Machar)が指揮するSPLA-IOがイエイの南西にあるラス郡(Lasu)を占領した後でした。
反対勢力の当局者は、戦闘が新しく作られたイエイ・リバー州(Yei River)の州都、イエイの周辺で、サルバ・キール大統領(President Salva Kiir)の軍隊から攻撃を受けた時に勃発したことを認めました。
「我が軍SPLA IOは今日火曜日に、キール軍がイエイに移動して、彼らを攻撃した時に攻撃を受けました。彼らはイエイの北へ数キロ離れた防御陣地で攻撃を受けました」と、マシャルの報道官、ジェームズ・ギャトデット・ダク(James Gatdet Dak)は認めました。
「しかし、我が軍は自衛のために反撃し、街の中へ攻撃軍を追いかけています。彼らは街を占領するために追いかけたのではありませんでした」と彼は火曜日に認めました。
ダク報道官は、彼らの軍が月曜日に、イエイの南にあり、ウガンダ国境のカヤ(Kaya)へ向かうところにある戦略的なラス郡を占領したことを認めました。
彼はジュバから来たもう一つの部隊が火曜日に、SPLA-IOをジュバ・イエイ線(Juba-Yei road)上で攻撃しようとして、ジュバとレイニャ郡(Lainya)の間で打ち負かされたといいました。ジュバ・イエイ線は反対勢力によって閉鎖されていたと彼は主張しました。
彼はさらに、ジュバ同様、イエイも反対勢力によって包囲されていると主張しました。
報道官は、戦闘はスーダン国境近くの最も北にあるレンク(Renk)の周辺でも進行中だといいました。
上ナイル州(Upper Nile)のナシル(Nasir)とマバン(Maban)でも戦闘があると、彼は付け加えました。
西部のバール・エル・ガザル州(Bahr el Ghazal)のラガ(Raga)周辺でも戦闘が報告さています。
記事は前半を紹介しました。後半はこれまでの経緯をまとめているだけでした。
一部、街の位置が分からないところもありますが、州の位置は分かるので、南スーダン全域で戦闘が続いていることが分かります。
「首都は平穏」どころか、「全土で戦闘状態」なのです。南スーダンは紛争状態にあるといわなければなりません。
この状況で施設部隊が活動するのは不可能です。
この戦闘がいつ決着するかは、まったく予想がつきません。しかし、1ヶ月で終わることはないでしょう。それなのに、施設部隊を現地に張り付けにしたままにすることに、何の意味があるのでしょうか。
南スーダン国民を直接守る、周辺国の派遣部隊がいれば、国連の任務は達成できます。 それでも部隊を現地に置く理由は何でしょうか?。
政治家や官僚の無知が無用な危機を高めているとしか思えません。
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