南スーダンからマシャル支持の声が聞かれる
8月1日付けのsudantribune.comによれば、南スーダンの反対勢力SPLM-IOの高官2人は、彼らがレイク・マシャル(Riek Machar)と接触していると言います。
マシャルはSPLM-IOの元主席交渉役、タバン・デン・ガイ(Taban Deng Gai)と先週交替させられました。
しかし、反対勢力の高官、リア・デウ少将(But Maj. Gen Liah Diu)は、彼がマシャルに忠誠を誓ったままだと言いました。
「私は決してどこにも行きません。私はまだ我が最高司令官、レイク・マシャル博士と接触しています。私がタバン・デン側へ離反して欲しい者たちは運動の大敵です」と彼は言いました。
反対勢力の高官2人側の軍隊が片方がガイへの忠誠を宣言した後で、ニーンミ村(Neemni)で衝突しました。
しかし、デウはドア・マンジョア中将(Lt. Gen Dor Manjuor)が、サルバ・キール大統領(President Salva Kiir)がマシャルの交替させた地域で地元の責任者との会議を行うことを認めました。
彼はこの地域のほとんどの人々がガイの指名に反対で、彼らはそれを武装反対勢力の派閥を分断するための、キール大統領による戦術的な動きだと主張したと言いました。
新しく指名された副大統領は、彼の新しい地位を支援するために議論し、コミュニティを動員するために、ジュバ(Juba)からカルロ・コウル少将(Maj. Gen Carlo Kuol)をこの地域で派遣したと伝えられます。
しかし、デウは一部の人たちは単にガイに惑わされただけだと主張し、マシャルは依然として合法的な武装反対勢力運動の指導者だと強調します。
「ユニティ州知事(Unity)のコミッショナーと報道官から受け取った声明は本物ではありません。我々は昨日、ギット郡(Guit)のコミュニティで会議をしていましたが、我々の立場は我が僚友のメンバーによって誤解されていました」と彼は説明しました。
デウは、彼らは月曜日にSPLM-IOの指導者と連絡して、彼は運動への支援とよりよい南スーダンのために戦うことに取り組むことを、彼らに保障したと言いました。
8月1日付けのsudantribune.comによれば、南スーダンの国家同盟諸党の指導者で、民主党(the Democratic Party: DC)の議長、ラム・アコル・アジャウィン(Lam Akol Ajawin)は、政府の和平合意への関与が欠如しているとして、すべての党と政府の地位を辞職すると言いました。
アコルは南スーダン紛争解決合意(ARCISS)は死んだと言い、これからは国内で進行中の状況に取り組むために、同じ考えを持つ者と共に、ジュバの外で反対勢力を拡大すると言いました。
「これは7月28日に、私が国家統一の暫定政権での農業・食糧安全保障大臣として、また統合監視・評価委員会(JMEC)の代表として、国家同盟へ辞表を提出したことを大衆に知らせるためのものです」とアジャウィンは月曜日にエチオピアの首都、アジスアベバ(Addis Ababa)で発したプレス声明の中で言いました。
彼は17の国内政党の同盟によってその地位に任命されました。
「これらの地位は2015年8月に調印された南スーダンの紛争解決合意の実行により必要とされました。ジュバで実行される和平合意はもはやありません。サルバ・キール大統領は、第一副大統領への軍事攻撃、彼をジュバから追い払い、彼の不在をSPLM-IOの名において彼が選んだ人物で彼の地位を埋めて最高潮に達した第一週以降、彼の行動によって、それに最終的な打撃を与えました。こうした政権の下で明確な良心で務めることはできません」と彼は言いました。
彼は、もはや統一政府のキール大統領の党で活動することはできないと、キール大統領と彼の信奉者が和平合意の否定を隠さなかったと告発しました。
「彼はその実行の途上に障害物のあとに障害物を置き、責任を問われることなく違反しています。彼は28州の創設に言及し、安全保障体制の実施を拒否し、暫定立法議会の再編成を遅れさせ、停戦違反を観察し、報告する任務を行って、停戦と安全保障体制の監視システムを妨害しています」と彼は付け加えました。
反対勢力指導者はキール大統領が2015年8月の和平協定を破棄したと訴え、タバン・デン・ガイをマシャルと交代させるために指名したことは、和平協定を破壊するためだったと言いました。
「7月第一週にジュバで起きた暴力事件は事前に準備され、高度に計画されました。SPLM-IOの小部隊はバランスの悪い対決を挑発させられました」と彼は付け加えました。
「キールの軍隊がマシャル博士を生死を問わずにつかまえるために探しても、彼らはそれが物語の終わりではないことを思い出さねばなりません。起きたことは漏れており、最後に笑うのは彼らではありません。南スーダンの国民はこれ以上、冷淡で、全体主義で、民族中心の、国民の苦しみの上に栄える政権を我慢しないでしょう」と、彼は民主党元議長と署名した声明で付け加えました。
国で最大の非武装反対勢力党の指導者がキール大統領に反対してマシャルと反対勢力の同盟を創り出すかどうかは不明です。
記事は一部を紹介しました。
劣勢に見えるマシャルにも味方をする高官がいること。政府内部からも抗議の辞任をする者が出たことは、まだ見網スーダンに期待が持てるというものです。非武装の反対勢力があることも、今回はじめて知りました。
しかし、武装・非武装を問わず反対勢力から出てくる意見が、政府側から出る意見よりも冷静な場合が多いことが気になります。彼らが国家運営を担った方がうまくいくのでは。キール大統領は元首の器ではないように思いますね。
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