アレッポで反政府派が政府軍の包囲を突破

2016.8.9


 alarabiya.netによれば、シリアの反政府派は土曜日に、主要な政府軍施設への襲撃でアレッポ東部(alarabiya.net)で包囲された反政府派地域を突破し、1ヶ月間の包囲を終わらせました。

 政府派のメディアは包囲が破られたことを否定し、米国務省当局者は状況はコメントするには流動的すぎると言いました。

 地域から報告される激しい戦いと空爆は、開かれたかも知れないいかなる通過も民間人が通り抜けるには十分に確保したにはほど遠いことを示すようでした。

 反政府派は、シリア西部で武装勢力の地域をアレッポ東部の包囲された地域を再接続するために政府の支配領域の薄い一帯を破ろうとしてきて、事実上、先月始まった政府の包囲を破りました。

 軍学校いくつかを含む政府のラームーサー軍事施設(Ramousah・kmzファイルはこちら)に対する攻勢は金曜日に始まりました。

 ラームーサーを支配し、アレッポ東部とつながったことは、首都ダマスカス(Damascus)へ向かう南部のルートを遮断することで、政府が支配するアレッポ西部を孤立させます。

 反政府グループ2つと監視団体は土曜日、彼らが包囲を破ったと言いましたが、政府派のメディアは主張を否定し、シリア軍は事実上、反政府派から最近得た領域を再獲得したと言いました。」

 「我々は報告を見ましたが、状況は流動的で、戦場の更新を提供するつもりはありません」と国務省は言いました。

 元アル・ヌスラ戦線(Nusra Front)だったジャバト・ファタハ・アル・シャム(Jabhat Fatah al-Sham)はネット上の声明で、「市街から来た戦闘員は市内の兄弟の戦闘員に会い、包囲を破るために残った位置に支配を確立するために作業が進行中です」と言いました。

 より穏健な反政府グループの指揮官も、包囲は破られたと言いましたが、それは初期のことで、問題は簡単ではないと言いました。

 人権団体「The Syrian Observatory for Human Rights」は、激戦と激しい空爆が2つの反政府派が支配する地域の間に回廊が確立されなかったことを意味するといいました。

 監視団体は土曜日のシリア北西部の病院近くへの空爆は子供を含めた10人を殺し、病院に損傷を与えたと言いました。

 7月は医療施設への攻撃では最悪の月で、シリアの医療施設へ43回の攻撃を記録したと医療慈善団体は言いました。

 病院はイドリブ市(Idlib)から約15kmのメレ(Meles)にあります。

 シリア政府と同盟のロシア軍機がシリアで活動していますが、どちらの航空機が攻撃を行ったかは不明です。

 監視団体は、アレッポの戦闘報告の中で、反政府派が武器大学、主要な砲兵大学、空軍技術大学、自動車修理工場地域を支配したと言いました。

 政府軍は依然としてセメント工場と一部の軍の住居を支配します。

 「これはアサド政権、ロシア人、イラン人、レバノンのヒズボラが被った2013年のはじまり以来、最大の軍事的、象徴的な損失です」と監視団体は言い、ロシア軍機と思われる激しい空爆が土曜日にアレッポを攻撃したと、付け加えました。

 シリア軍の通信社は土曜日さらに後に、シリア軍が砲兵大学を支配し、武器大学から反政府派を撤退させたと言いました。

 目撃者は、アレッポ東部の一部の通りで、人々が空に見えた軍用機が彼らを追い散らす前に、包囲が破られたとの報告を祝ったと言いました。

 反政府グループが公表したビデオ映像は、武装勢力が施設の建物の中に移動した時の銃撃戦を示すと主張します。

 シリアのバシャル・アル・アサド大統領(President Bashar al-Assad)は、アレッポの完全な支配を望みます。

 そのような勝利は武装勢力にとって壊滅的な打撃です。

 25万人の民間人はいまだに、事実上、シリア軍と同盟の民兵が7月はじめに反政府派地域へ通じる最後の道路を遮断してから包囲下にある、アレッポの反体制派が支配する東部地域に住んでいると考えられます。

 街の両側の住民は苦しんでいます。

 政府支配地域は頻繁に反政府軍の砲撃を受け、反政府派の地域は繰り返し砲撃され、シリアとロシアの軍隊から空爆を受けています。

 人道支援グループはアレッポ東部の状況が非常に悪いと心配します。

 支援団体「The Syrian American Medical Society」は、すでに減少した医療施設は7月に15回の攻撃の目標となったと言いました。

 市内には35人の医師しか残っておらず、100人の人々は医療救助が必要だと言いました。


 記事はほぼ全部を紹介しました。

 国内報道だと確定的事実のようでしたが、この記事を読む限りは、まだ競合しているようです。

 政府軍が支配しているセメント工場と軍住居はWikimapiaで、kmzファイルが示す軍施設の東側を見るとあります。軍施設の東に工業地帯があり、その東側にセメント工場と住居があります。両方とも幹線道路に接しているので、まだ反政府派の勝利は確定していないように思えます。

 


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