モスル攻略のために米兵400人が追加派遣
alarabiya.netによれば、地元部隊がイスラム国の拠点、モスル(Mosul)攻撃の準備をする中、追加の米兵400人以上が、ここ数日でイラクに派遣されたと国防当局者が木曜日に言いました。
2年間イスラム国と戦ってきた米主導の同盟軍の報道官、ジョン・ドリアン大佐(Colonel John Dorrian)は、今日、イラク国内の米兵の数は1週間前の約4,000人から4,460人へ増えたと言いました。
この展開は今年早くに事前に承認されていました。
ドリアン大佐は兵士が何をするのかは言いませんでしたが、彼らの到着はイラク治安軍がモスル周辺で作戦を継続する中で起こりました。
その作業の多くはケヤラ(Qayyarah)付近の飛行場に集中します。ここはモスルへ向けてイラク軍が前進するために準備のための場所となります。
米主導の同盟軍の指揮官、スティーブン・タウンゼンド中将(Lieutenant General Stephen Townsend)は水曜日、攻撃は来月の内にはじめられると言いました。
しかし、ドリアン大佐は上官の意見を踏襲しつつも、どのタイムラインも決めるのはイラク人だと言います。
中央軍司令官ジョー・ボテル大将(General Joe Votel)は先週、イラク軍を支援する同盟軍は年末までにモスルを奪還できると言いました。
南からイラク軍、北からクルドのペシュメルガ軍(peshmerga)が複数の方向から前進することになっています。
ドリアン大佐はモスルの中にイスラム国戦闘員、3,000〜4,500人がいると見積もりますが、戦闘に関与しない人たちと比べて、何人が筋金入りの戦闘員かをいうのは難しいと指摘しました。
事前に承認されていた部隊が派遣されたのですから、作戦開始は1カ月後くらいと考えて間違いないでしょう。派遣部隊が現地に慣熟するのに必要な期間です。
あとは他の地域で起きている作戦と似たようなことが繰り返されます。米軍が偵察による情報提供や空爆を行い、イラク軍が前進して市内に突入していきます。
イスラム国は市内を爆弾だらけにして、自爆攻撃で突入を防ごうとします。時間がかかるものの、外からの支援がないイスラム国部隊は全滅することになります。
シリアのラッカ攻略は来年でしょうか。いずれにしても、イスラム国が熱烈なイスラム教の若者を感化し、過激思想に走らせる力は徐々に失せていきます。
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