南スーダンの幹線道路上で襲撃が増加
sudantribune.comによれば、金曜日の朝、正体不明のガンマンがバスとその他車2台に発砲した時、南スーダンの最も重要な道路上で、1ダースに近い人々が殺されました。
このエピソードは南スーダンの首都ジュバ(Juba)と隣国ウガンダをつなぐ幹線道路上で連続する攻撃の最新のものです。
午前半ばの攻撃は、反対勢力の指導者で元第一副大統領のレイク・マシャル(Riek Machar)と同盟するとされる、この地域の反対派の武装した若者グループが確固とした地位を築く、ジュバ・ニムレ(Nimule)線に沿うマディ( Madi)の回廊地帯で起こりました。
交通警察官と地元住民によれば、ガンマンはバスとトラック2台に発砲し、乗客9人を殺しました。
「我々はこの道路に沿って部隊の数を増やす必要があると言ってきましたが、いまのところ、なにもされていませんでした。聞く相手なしに話し続けるよりは聞く方が大事だから、我々は相談するのを止め、彼らが展開した出来事をみるだけでした。それは人々に文句をいうのに似ています」と匿名を希望した税関職員は説明しました。
彼は武装した活動家たちが道路上に増えていて、こうした行為を行うことに関与したグループはこの地域をつなぐ唯一の道路に影響を及ぼそうと決心していることを示すと言いました。
「この道路上で活動するグループに似た、最近増えたこれらの活動家は破壊行為を行うと決心しています。彼らは軍隊の戦術を用い、近代兵器まで使っています」と彼は付け加えました。
沿道での待ち伏せの増加は商用車両と旅行者の数を減らし、複数の検問所と強盗と長らく戦わなければなりませんでした。
しかし、先月のパトロール中の国家治安要員の殺害は旅行者を慌てさせ、バス会社はジュバ・ニムレ線をとおる乗客の人数が去年の約半分に下落したと報告しました。
同じ幹線道路上で金曜日の攻撃のわずか3日前、対向していた旅客バス2台が、運転手がこの地域の攻撃を避けようとして衝突し、命を失う結果になったことは、車両に対する同様の攻撃による死亡事件として有名になりました。
南スーダン警察報道官、ダニエル・ジャスティン(Daniel Justin)は、金曜日の朝にジュバとニムレの間を移動していたバスで8人が射殺されたことを土曜日に認めました。
乗客は攻撃された別々のミニバス4台の中で死亡しました。
関連した展開で、タンクローリー2台が燃え、運転手1人が焼死しました。
地元警察と国家安全保障局は、マーティン・ケニ(Martin Kenyi)が指揮するマディ部族軍をこれらの攻撃を行った疑いで告発しました。
ケニは地域でマシャルの指揮官の一人です。
マシャル派の部族が活動を増やしているようです。
内戦が悪化しつつある証拠です。これで国際社会がキール大統領を排除して、あとは南スーダン国民で平和を実現しろといっても、内戦が終わらない可能性も出てきました。
ちなみに、駆けつけ警護ではこの問題に対処できません。国連部隊やNGOへの襲撃に対処するのが駆けつけ警護ですから、南スーダン国民が襲撃された場合は動きません。
もう日本政府の対処は滅茶苦茶で、収拾のつかない結果になる可能性すら出てきたと思います。必要なのは治安を回復するための手段なのに、政府が考えているのは国益のための武力によるサービスなのです。
キール派、マシャル派のいずれかが国連施設などを攻撃する可能性はいまのところ低いものの、それが起きた場合のことを考えると、自衛隊はいずれかの派閥を一気に敵に回すことになります。
外務省の愚か者は、小規模な武装勢力を追い払う程度の活動なら、負荷も低く、外交上の成果をあげられると考えたのでしょう。本当に平和ボケしたバカな考え方です。
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