南スーダンが国連と監視団体を非難
sudantribune.comによれば、南スーダンのサルバ・キール大統領(Salva Kiir)は、彼の敵で元第一副大統領のレイク・マシャル(Riek Machar)と武装反対勢力戦闘員を輸送し、政権交代戦略の一部であったとして、国連に対して失望を表明しました。
今週公表された国連報告書は7月8日にジュバ(July)で再開した戦闘は、キール大統領とポール・マロン・アワン参謀長(Paul Malong Awan)が命令し、少数の兵を伴うマシャルを追い払い、彼がコンゴ共和国へ越境するまで、ブッシュの中を追跡したことを認めました。
コンゴの国連派遣団はマシャルと彼の軍隊を助け、医療を提供しなければなりませんでした。
しかし、キール大統領は国連はマシャルを輸送してはならなかったと言いました。
彼は4月にジュバに戻ったマシャルを、和平合意を実行するよりも内部から政権交代をするために活動したと非難しました。
「レイクがジュバに来ることを受け入れたとき、彼は本当の和平のために来たのではありませんでした。彼は、同僚のタバン・デン・ガイ(Taban Deng Gai)が別の日に述べたように、彼がこの無意味な戦争の間に達成できないものをなすためにに来たのです。彼は戦争を通じて望んだものを達成できなかったので、彼は彼の友人の支援で、ここでそれを試みるためにジュバに来ることを決心しました」とキール大統領は主張しました。
「残念なことに、彼はまた失敗しました。彼はそれから逃げて、彼の友人が介入するように、彼が追い詰められたと主張しなければなりませんでした。本当に彼らは実行しました。彼らは彼をコンゴへ、コンゴから今日彼らがいるところへ輸送しました。つまり、国連が解決の一部そのものでないことは明白です。だから、我々が国連が中立とみなされない状況にあると言っている人たちは本当の懸念を持っています。そして、これらは私と閣僚が、安保理の代表団に、彼らがここに来た時に持ち出した問題です」と彼は言いました。
国家元首は、彼の住居で、月曜日に彼の親友と閣僚と話している間に発言しました。
彼は新しい副官、タバン・デン・ガイを、全土に野営基地を創設するという武装繁多勢力指導者の意図を超えたと彼が主張したものを形にしたことで賞賛しました。
アンソニー・リノ・マカナ(Anthony Lino Makana)は、南スーダン国家若者連合が組織した行事で、暫定の立法議会の新しい議長を祝って演説し、タバンが統一した国軍となれるように、南スーダン解放軍(SPLA-IO)へ武装反対勢力軍を統合するために、野営基地を国内に確立するために大統領と共に活動しているといいました。
「我々が確立しようとしている野営基地は、レイク・マシャルが主唱したものではありません。それらは一人の大統領の指揮下に統合された軍隊であるために、SPLAへの再統合のための集合地点としての野営基地です。レイク・マシャルが主張していたものは、2018年選挙の動員のための野営基地でした。それが問題が解決されるのに長くかかった理由でした」とタバンは主張しました。
「しかし、いまや大統領府のこの新しい精神と共に、我々は合意の問題が対処され、和平合意の実行に向けて動くように、野営基地の確立に合意しました」とタバンは日曜日に国営放送で流れた行事で表明しました。
しかし、政府が500人以上の反政府派戦闘員を輸送するのを助け、反逆の側に着いたと非難する一方で、世界機構は非難を否定し、マシャルと彼のメンバーの輸送は人道的根拠に基づいていたといいます。
国連は、9月9日に銃傷を負った反対勢力戦闘員62人を、さらに9月11日に116人を、マシャルと彼の妻を含めた総計634人を運んだとの報告も否定しません。
国連はコンゴ共和国政府の要請に基づいて行動したとも言いましたが、コンゴは空輸への関与を否定します。
南スーダン政府は国連がマシャルに味方したと非難し、怒りを表しました。
安全保障問題担当大統領顧問は、武装反対勢力戦闘員の輸送は国連とホスト国間の地位協定への違反だと言いました。
sudantribune.comによれば、キール大統領の報道官は、彼と彼の家族を汚職に関係させた報告書を公表したことで、アメリカに拠点を置く調査団体「The Sentry」を訴えると脅しました。
月曜日にワシントン市で、複数の国際的なメディア代表の前で公表された65ページの報告書は、キール大統領とティーンエイジャーの子供を含めた彼の家族が汚職に関与したと非難しました。
報告書は大統領と彼の義理の家族が、親しい軍高官が汚職に関与したことを示した書面と目撃者の証拠を示しました。
しかし、報告書に反応して、大統領報道官のアテニー・ウェク・アテニー(Ateny Wek Ateny)は、この組織を指導者の汚職を暴露した組織を、大統領に対して政治的に偏向しているとして、裁判に訴えると言いました。
「彼らの声明は南スーダンの指導者に関する著しい誤解を煽るためのレシピに過ぎません」とアテニ−は火曜日に言いました。
「我々は彼らと法定で争います。我々はアメリカで法律事務所を雇い、彼らを訴えます。なぜなら、彼らは完全に塵くずの証拠に頼っているからです」と彼はジュバで言いました。
アテニーは、「The Sentry」に情報を提供した人々は裁判で明らかにされ、彼らが報告書の中で氏名があがらなかったことに異議を申し立てるとも脅しました。
「彼らは実際に匿名で証拠を提供するためだけに来た100人の人々に聞き取りを行いましたが、結局のところ、(彼らの身元は)開示されるでしょう。なぜなら、我々が法廷に行けば、開示されなければならないからです」。
大統領報道官が調査のために自発的に情報を提供した100人の人々を処罰すると示唆したかは明らかではありませんでした。
南スーダン政府はもはや、自分たちを非難する者たちを徹底的に非難するモードへ入ったようです。
国連が地位協定に違反したという主張はよく分かりません。空輸はコンゴからスーダンへ行われたのですから、南スーダン領域で有効な地位協定には関係ないはずです。
裁判で証人の身元を暴いてやると息巻いても、アメリカの裁判所は証人の安全を最優先し、身元の開示は許さないでしょう。南スーダンの裁判所とは違うのですから。証人が亡命を希望したら、アメリカが受け入れるかも知れません。報道を聞いて、ジュバのアメリカ大使館や国連施設に証人たちが駆け込むかも知れません。もし、自衛隊の派遣部隊に駆け込んだ場合、どうするつもりでしょう。まさか、南スーダン政府に引き渡さないでしょうね。
日本の外務省はどうするのでしょう。石油のために、あくまで南スーダン政府を支援するのか、国際世論に与するのか。
毎度のように、アメリカ政府が態度を決めてから対応を考えるのでしょうね。監視団体の創設者、ジョージ・クルーニーがオバマ大統領や民主党と近い関係にあることも考えた方がよさそうですが、いざとなると、自国の利権にこだわるのが日本の外務省です。それが日本が世界で平和国家とみなされない主原因なのは分かっているはずですが、態度を変えることは、今回もできないのでしょう。
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