南スーダン反対勢力が「The Sentry」報告書を賞賛
sudantribune.comによれば、南スーダンの元第一副大統領で武装反対勢力SPLM-IOの指導者、レイク・マシャル(Riek Machar)報道官は、月曜日にワシントン市で「The Sentry」が公表した暴露報告書を賞賛しました。
ジェームズ・ギャトデット・ダク(James Gatdet Dak)は、報告書は南スーダンで汚職に関与していない彼らの指導者マシャルは無罪だと言い、報告書が家族(ティーンエージャーすらも)と共に汚職に深くはまったというサルバ・キール大統領と違うと言いました。
「The Sentry」の報告書は賞賛に値する暴露です。「南スーダン国民と全世界にはじめて、サルバ・キール大統領(President Salva Kiir)と彼の家族がどのように腐敗していたかを示す文書化された証拠です」と、ダクは月曜日に言いました。
ダクは、報告書はマシャルの腐敗の証拠はなにも見出さず、ケニヤのナイロビに借家とエチオピア首都の和平会議の間に、IGADやエチオピア政府から無償で与えられたゲストハウスを取り上げたのみだといいました。
「彼や彼の家族は南スーダンの国外に豪華な家を所有しません。それらは賃借したシェルターやホスト国の当局者や友人から一時的に提供されたものです」とダクは説明しました。
彼は報告書が、マシャルが大企業を所有したり、南スーダンに国内・国際的な企業の株を持っていることを示せなかったことは明らかだとも言い、彼がそうした取り引きをほしいままにするために腐敗していなかったのは明らかだと言いました。
しかし、報告書はマシャルの息子の一人や甥がケニヤ人が所有する「KK Security社」を所有し、息子はケニヤ人の同僚を解雇されて株式を1%失った時、怒って支社を力尽くで奪ったとしています。
元副大統領の家族が、なぜナイロビに豪華な借家を賃借したかと尋ねられると、ダクは家族が適切な、安全が保証された家に住むことが必要だったと言いました。
「副大統領の家族がナイロビのスラム地区のアパートを借りるとは思わないでしょう。彼らは警備された地域の適切な家に住むべきです。我々も彼らの安全を考慮します」と彼は言いました。
ダクはさらに、「The Sentry」の報告書に写真で登場したナイロビのルンダ(Runda)郊外のマシャルの家族のための借家は、現在家族が住む家ではないと述べました。彼は彼らが家賃を払えなくなった時、数ヶ月前に引っ越し、現在はずっと安い家に住んでいると言いました。
彼は報告書が汚職に関与せず、海外に資産を持たないことを明白に示したと言いました。
ダクは2人の指導者、彼らの家族と親族、親しい軍将校に集中した報告書は、キール大統領と共に活動する腐敗したその他の当局者を調べるには十分に包括的ではないと言いました。
彼は前職と現職の閣僚、議員、彼らの家族の大半は、汚職や疑わしい取り引きに関与していると言いました。
しかし、反対勢力指導者の報道官は、報告書は人々の資源を浪費し、より多く彼らを苦しませたことで、書面の中で露出された者たちに対処するため、後学として用いられるべきだと言いました。
昨日と重複する部分を除いて、全体を簡単に訳しました。
実は、反対勢力からどんなコメントが出るかに注目していました。それによってマシャルの評価も決まると思っていました。
政府側と同じように批判するのかどうかで、国際社会からの評価は大きく変わります。
まだ報告書は読んでいないので、内容については、これから評価しようと思っていますが、ダク報道官の話ではマシャルに関する汚職は登場しないとのこと。これは素晴らしいことです。内心、マシャルに関する問題も露見するかと心配していました。
これで問題はかなりはっきりとしました。南スーダンはキール大統領ではなく、マシャルのような人物にまかせた方がうまくいくでしょう。
自衛隊派遣部隊のことだけでなく、東アフリカに巨大な腐敗国家を作らないようにすることも重要です。
日本の外務省がキール大統領の方が利益で誘導しやすいなどと考えないことを祈ります。
どういう形になるか分かりませんが、報告書は日本語にして紹介したいと思っています。長文なので全部は無理としても、簡単に紹介できないかと考えています。
|