トルコがジャラブルス占領後に前進
alarabiya.netによれば、トルコは国境地域のイスラム国戦党員とクルド人民兵を掃討するシリア領内での攻勢9日目にイスラム国民兵に対して進捗をみました。
トルコ軍は先週、トルコが支援するシリア反政府派によってイスラム国から奪ったジャラブルス(Jarabulus)西方の村3カ所でテロリスト分子を掃討したと言いました。
ザブガル(Zavgar)、タル・アル・アグバー(Tal al-Agbar)、キリヤ(Kiliyeh)の村々は、トルコが支援する軍隊がイスラム国と戦っている領域にあります。
トルコ軍はザブガルとキリヤに砲撃を行ったと言いました。
トルコは8月24日に前例のないシリア作戦以降、数十の村を掃討したといいます。
ジャラブルスを奪った後、攻勢の初日は大した抵抗もなく、トルコ軍はトルコ政府がテログループとするクルド人民兵に対する攻撃を行いました。
先週、シリア領内で、YPGがロケット砲で戦車を攻撃したときにトルコ兵1人が殺されました。
トルコはテロリスト2ダースを殺したという爆撃で応じました。
クルド人民防護隊(YPG)に対する攻撃は、グループをイスラム国と戦い同盟とみなすワシントンで警戒を起こしました。
水曜日、トルコがYPGとの休戦に合意したというアメリカの主張をトルコ政府は否定しましたが、トルコが支援する戦闘員は少なくとも戦闘に一時的な静止があったことを認めました。
シリアの攻勢を進める一方で、トルコは越境攻撃を防ぐために防衛を増強していました。
テレビ局NTVは、トルコはジャラブルスとカーカミス(Karkamis)でトルコ国境側に壁を建設していたと言いました。
2013年にイスラム国に占領された街から逃げたジャラブルスの住民は、帰還しはじめているとテレビ局は言いました。
トルコ軍は民兵が敷設した地雷地帯も除去していました。
木曜日に、制御された爆発が空へ埃と煙の雲をあげたと、AFPのカメラマンは言い、砲撃が国境の向こう側で聞こえたとも付け加えました。
遅くなりましたが、ジャラブルスはすでに占領され、トルコ軍はさらに前進しています。これはジャラブルスを守るための前進防衛といえます。
順調な進展といえます。この地域をイスラム国が奪還する可能性は低そうです。本丸はラッカですから、この占領だけで安心できません。これからの進展こそ重要です。
YPGに対するトルコとアメリカの見解の違いが足を引っ張らないことを願うばかりです。
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