国連事務総長が南スーダンの活動妨害を批判
sudantribune.comによれば、潘基文国連事務総長(the United Nations Secretary-General Ban Ki-moon)から安保理への機密報告書は、南スーダン政府が平和維持活動の活動を妨害する様々な方法を強調したとされます。
先月、1つの事件において、南スーダン軍兵士2人が国連の車両を止め、外国人労働者を殺すと脅しました。
もう一つの事件では、ジュバ(Juba)において、兵士たちは電気コードで国連のトラックの運転手を殴りました。
9月8日の潘事務総長からの報告は、南スーダンの受け入れがたい状況を説明したとされます。
南スーダンの国連活動合意の条件では、平和維持活動は全土で移動の自由を認められており、これらの事件は南スーダンが合意を実行できていないことを示すと、潘事務総長は強調しました。
平和維持活動に対する様々な脅迫事件をあげ、潘事務総長は彼らは活動合意に直接的に違反しているといいます。
報告書の中で、潘事務総長は平和維持活動は現在、追加の兵士4,000人を受け入れる能力を備えないと言いました。
先週、潘事務総長はサルバ・キール大統領(President Salva Kiir)を含めた南スーダンの指導者が権力への暴力的な方向を追求することで、国民を裏切ったと非難しました。
「あまりにも多くの場所で、我々は指導者たちが憲法を書き直し、選挙を操作し、権力にしがみつくためにために、その他の死に物狂いの措置をとるのを見ます」と事務総長は水曜日の国連総会に先立つ最後の演説で言いました。
「私のみなさんへのメッセージは明白です。国民に仕えなさい。民主主義を破壊しない。国の資源をくすねない。批判者を投獄して拷問しない」と彼は付け加えました。
事務総長は南スーダン紛争の両側の対立する党派を支援する外国政府も批判しましたが、演説の中でこれらの国を名指しはしませんでした。
国連とその加盟国による、南スーダンでの深刻な人権侵害に責任がある者たちへの、資産凍結、旅行禁止を含めた、狙いを絞った制裁を科そうとするいくつかの試みは、しばしばロシアにより阻止されてきました。
記事は一部を紹介しました。
日本が派遣した自衛隊は国連平和維持活動に参加しており、その活動を南スーダン軍が妨害しています。機密報告だから、ここに紹介されたのはごく一部のはずです。
自衛隊は施設部隊が基地外に出て工事を行う活動をしており、このような状況では、いつ攻撃されるか分かりません。おそらく、南スーダン軍が妨害するのは非武装の職員で、武装組織に対しては行動を起こしていません。
しかし、情勢が変われば、それも変化する可能性があります。自衛隊はいつ攻撃を受けてもおかしくない状態に置かれており、この状態を続ける意味はありません。
この状況でも、日本政府の公式見解では「武力紛争は起きていない」なのです。
4,000人を追加派遣する国連の決定はまだ実行されていません。国連がこれを強行しようとした時、どんな変化が起きるかも心配です。
国連の決定に南スーダン政府が抵抗しているのに、停戦合意は守られている。潘事務総長が「南スーダンが合意を実行できていない」と述べているのに、日本政府はそれを認めないというのです。
もはや、日本の外交政策は支離滅裂です。
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