イラク軍がモスル大学でイスラム国と激戦
military.comが、イラク軍高官によれば、金曜日にイラク特殊部隊がモスル(Mosul)大学に入ったと報じました。
兵士たちは午前中に大学の敷地に入り、なんとか施設の部分を確保できました。それはモスル東部に位置しますと、記者に話す権限が内ので匿名を希望した将校2人はいいました。
ハイダル・ファドヒル准将(Brig. Gen. Haider Fadhil)は説明を認め、イラク軍は現在、施設の中でイスラム国と激戦を戦っていると付け加えました。
この展開は街北部のイラク軍が街の東端から前進した兵士とつながった翌日にありました。
イラク第二の都市のランドマークである広大な大学施設は、かつてはイスラム国が基地として活用しました。
イラク軍当局は、民兵は化学兵器を造るために学校の化学研究室も使ったといいました。
イラク特殊部隊のアブドル・ワハブ・アル・サーディ中将(Lt. Gen. Abdul-Wahab al-Saadi)は、施設が未だにイスラム国の基地として使われているかは不明だといいました。
米主導の同盟国による重爆撃の下で、イスラム国は繰り返し民間人に紛れて基地を移動しました。
今月初め、イラク軍はイスラム国が基地に作り替えた病院を奪還しました。
一方で、モスルの南では国連が、8月にイスラム国から奪還したカヤラ(Qayara)近くで石油の流出を警告しました。
過去2年間のイスラム国との戦いで、イラクは破壊の太い帯を後に残し、主要な建物とインフラを破壊しました。
警告は今週公表されたイスラム国民兵の撤退で始まった意図的な石油火災による環境破壊に関する報告書の中に来ました。
火曜日に公表された国連の衛星画像は火災による環境破壊を示します。世界機構は11カ所の火災は鎮火されたものの、29カ所が燃え続け、空中へ濃い黒煙をもたらしているといいます。
報告書は真新しいと説明する流出をは、チグリス川の支流に近く、それは次に石油流出が主要な動脈へ漏れ出ることを意味するかもしれず、流出の一部は燃えていると警告します。
モスル作戦は4カ月目に入り、イラク軍はイスラム国が2年以上厳しく支配した街の約3分の1を奪還しました。
イラク当局は初期に街が今年中に解放されると誓ったものの、戦闘は数ヶ月間続きそうです。
記事にもありますが、モスル大学は広大な敷地を持つ施設です(下の図の黄色で囲まれた部分)。一つの街の区画ほどもあります。戦闘は数日間続くかも知れません。
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図は右クリックで拡大できます。 |
モスル大学の占領で、東部の戦闘は概ね決着が着くものと思われます。モスル大学からさらに前進してチグリス川まで来ると、モスル市内の5つの橋すべてに到達したことになります。
西岸の南の状況が最近入ってきませんので、こちらの進展は分かっていません。なので、すぐに西岸へ進めるかどうかは不明です。
近代的な軍隊なら、離れた場所に橋を架けて、部隊を西岸へ移動させるでしょうが、イラク軍はそれができるのかどうかが分かりません。
南部から北上している部隊が1番南の橋付近を掃討し、それからイラク軍が橋を渡るという順番だと想像します。
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