南スーダン反対勢力が平和維持軍を非難

2017.1.20


 sudantribune.comによれば、国連南スーダン派遣隊(UNMISS)は武装反対勢力に平和維持機構に反対するよう大衆を刺激すること、平和維持軍が政府軍に支援を提供したと非難することに警告を出しました。

 月曜日にSPLM-IOの報道官、ウィリアム・ギャトジャス大佐(Col. William Gatjiath)は、上ナイル州東部(Upper Nile)のナシーア(Nassir)のUNMISS基地でインドの大隊が政府の作戦を手助けしたと主唱しました。

 反対勢力当局者は、インターネット、望遠鏡とその他の監視・通信装備を含めた、彼らが政府の治安職員に無制限のUNMISS施設へのアクセスを許したといいました。

 プレス声明はUNMISSの行動について調査を要請し、国連の資源を使うことを敵に許したと主張する行為を非難しました。

 しかし、UNMISSは非難を否定し、それらを「嘘と誤解」だと説明しました。

 「これらの写真は、停戦違反調査における和平合意の下で委任された活動との関連で行われた、停戦・政権移行安全体制監視機構(CTSAMM)の監視・検証チームの会議と政府軍連絡将校との会議を描写します」とUNMISSは月曜日遅くに公表された強い言葉の声明の中でいいました。

 兵士軍が支配する街、ナシールを含めた地方に、民間人を守るUNMISSに1万2千人の国連兵士がいます。

 UNMISSはCTSAMMに補給支援を提供するために国連安保理から委任を受けています。

 「UNMISSは、南スーダンでの任務の運動において公正性の厳しい規則に拘束されます。それらの基準はUNMISSがいかなる一つのグループに対して支持やバイアスがなく、平等で、透明性を持ち、公正に、連携に関係なくすべての南スーダン国民のために最も必要な和平を達成する唯一の目的に向けて活動することを規定します」とUNMISSはいいました。

 任務はすべての側に国連は紛争の当事者ではなく、和平の達成を支援するために南スーダンにいることを留意させ、事実が見出せないこの種の危険な声明は国連に対する反発を刺激する可能性があることを指摘し、南スーダンの平和維持軍の犠牲を貶めもすると指摘しました。

 世界機構は過去に交戦中の南スーダンの派閥から非難されましたが、彼らは一方の側ともう一つの側との関連を証明することができませんでした。


 UNMISS(自衛隊も含む)は南スーダンの政府と反対勢力の両方から批判され続けてきました。片側から見ると、 UNMISSがもう片方の側についているのがその内容ですが、証明された例しはありません。

 最近では、コンゴに逃げたレイク・マシャルを国連が空輸したと南スーダン政府が批判していました。

 確か間違ってどちらか一方の物資を国連が輸送してしまったことがあったと思いますが、国連がどちらかの側に立って行動したことはありません。

 こんな調子だから、いつ国連部隊に対する攻撃があるかも分かりません。声明を出すのは平和的手段ですが、現場の兵士の間に不満が高まり、中枢の指示に反する可能性は否定できません。先日、南スーダン政府が外国部隊を尊重しろと指示していますが、安心はできません。

 

 


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