モスル戦で戦闘管制官が受勲
military.comによれば、米空軍は生来の決意作戦でモスル(Mosul)攻勢の間に、イスラム国戦闘員と交戦して、正確な空爆を要請した戦闘管制官に来月、銀星章を授与します。
第23特殊戦術飛行隊の戦闘管制官、クリストファー・ルイス軍曹(Staff Sgt. Christopher Lewis)は、1月19日のフロリダ州はールバート・フィールド(Hurlburt Field)での式典で、軍の3番目に高位の敢闘賞を与えらると、軍は水曜日のリリースで言いました。
空軍の2017年「勇気の肖像(Portraits in Courage)」計画の中で取り上げられたルイス軍曹は2016年10月20日、クルド人のペシュ・メルガ軍と共に海軍シールズ・チームと10時間の銃撃戦を戦いました。
ルイスの「勇気の肖像」の話によると、兵士はイスラム国戦闘員が堅固な守りを固めた2つの村を掃討するために、クルド人の顧問を務め、支援し、同行する任務を課されました。
4日前、イラクのハイダル・アル・アバディ首相(Prime Minister Haider al-Abadi)は、モスル奪還の攻撃開始を宣言していました。
チームが到着するとすぐ、イラム国戦闘員は手榴弾、迫撃砲、小火器で彼らを急襲しましたが、ルイスの車両の50口径自動機銃の砲塔は除去されて、使用不能になりました。
「勇気の肖像」のリリースによれば、「ルイスは開いた砲塔から複数の場所で敵と交戦しました」。
「彼から数インチを打撃した敵の直接的銃撃にも関わらず、彼はこの脆弱な位置を数時間保持しました」。
ルイスはF-15E「ストライク・イーグル」とB-52「ストラトフォートレス」からの空爆を要請しました。
空爆は彼のチームから400メートル以内に来て、イスラム国の防御陣地を麻痺させました。
一つの空爆の間、「ルイスはチームに高速で突進する敵の自動車爆弾を特定し、交戦して、破壊し、車列から100メートル以内で爆発させました」とリリースは言いました。
チームが場所を移動すると、IEDが爆発して、さらに7回の爆発を誘発し、米兵1人を死亡させ、ほかを負傷させました。
ルイスは負傷者を支援するために躊躇なく砲塔から飛び出し、無線で犠牲者の避難を要請し、チームへ治療を行いました。
ルイスはさらに空襲を要請し、それらの一つはチームに直進する、さらにもう一つの自動車爆弾を除去しました。
彼の行動は敵軍20人以上を殲滅するのを助けたと、リリースは言いました。
記事の後半は省略しました。
この戦闘管制官というのは、空爆をより正確にするために、地上部隊に随行する空軍兵士です。ベトナム戦争でもすでに存在していました。
地上部隊と共にいる関係上、このような戦闘にも関わることがあります。本来の任務は戦闘ではありませんが、戦闘に巻き込まれた場合は関与します。
第二次世界大戦には存在していましたが、日本では未だに未開発の分野です。陸海空の部隊の連携がとれないのが自衛隊の特徴です。これはいま話題になっている離島防衛を実行する上で致命的な問題です。
「離島防衛」という言葉だけが先行し、ついには巡航ミサイルの導入にまで話が発展しています。巡航ミサイルは固定目標を攻撃する兵器です。建物を狙う場合が多いので、上陸した敵部隊を狙うのは苦手です。敵が占領している建物を破壊するわけですから、企業や官庁などの建物を破壊することを、誰も分かっていないようです。
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