キール大統領が反対勢力に警告

2017.2.10


 sudantribune.comによれば、南スーダンのサルバ・キール大統領(Salva Kiir)は、反対勢力が国内の紛争を終わらせる最善のアプローチで現実的な方法である国家的対話の要請を拒否し続けるなら、大攻勢をかけると脅しました。

 「彼らが平和を求める声を聞かないのなら、私は彼らに宣戦布告します。私はあなたたちの誰もが再び私を非難するとは思いません」と南スーダンの指導者はいいました。

 火曜日、集会で話したキール大統領は国へ平和を取りもどすすべての手段を使い尽くすとの意図を宣言し、一つの手段として国家的対話をあげます。

 「最近私が宣言した対話は、人々を家へ連れ戻すかもしれない手段の一つです。議会が休会を終える時は、同平和を取りもどすかについて話すために我々が共に座るときです」と大統領は国営放送で放送された演説で言いました。

 キール大統領は、国家対話イニシアティブを通じて既存の意見の相違を解決することは別として、国内で進行中の戦争を終わらせる他の現実的な代替案はないといいました。

 「相違を解決する唯一の方法が戦争だと信じる人たちがいます。私はこれらは間違っていると思います。戦争は相違を終わらせる現実的な方法ではありません。戦争は戦争であり、あなたたちは非常に破壊的だと知っています。イエイ(Yei)の人々に、この国が持つどんな問題をも解決する唯一の方法が戦争だと考える人たちの後を追って欲しくありません」と彼はイエイでの大きな集会で演説した間に意見を述べました。

 「平和のために宗教指導者と共に働かせてください」と彼は付け加えました。

 大統領は、戦争終結は彼らが運動して、国民に平和的に投票させるために戦争の心配がない空気の中で、彼から権力をとりたい政治家たちにとって機会であると言いました。

 「この国に相応しくなりたい人々は戦争がある時は彼らが大統領になれないことを受け入れる必要があります。彼らは暴力を非難して、戦争を止める必要があります。戦争が止められる時、争えることを望む立場の者は誰もが争うことを望みます」と南スーダンの指導者は強調しました。

 「だから、戦争を止めるために共に活動させてください。事前に党派が登録されるために、政治的な力で彼ら自身を組織させてください」と彼は付け加えました。

 大群衆はこの地域の監督派教会の百周年を祝うために集まりました。

 キール大統領は昨年12月に宣言した国家的対話イニシアティブを発表する機会としても利用し、それが3月の第一週に公式に始まり、4ヶ月間行われるといいました。

 彼は国家的対話はアフリカで最新の国で長く続く内戦を終わらせようとするといいました。

 南スーダンの指導者は、著名なパーソナリティと合意した人々の委員会が国家的対話のプロセスを導き、それは南スーダンのすべての人々が関与するとさらに繰り返しましたが、誰が委員会のメンバーになるかは言いませんでした。

 「国家的対話は、我々が次のステップが何かを知るための緊急の問題です。いま、国会のメンバーが休会しています。彼らは今月末に戻ります。だから、彼らが来たとき、我々は国家的対話の委員会を開始します」と彼はいいました。

 武装反対勢力の指導者、レイク・マシャル(Riek Machar)は、キールの対話イニシアティブを拒否し、このプロセスは戦争で破壊された国に平和が戻った場合にだけ成功するといいました。


 言葉は変わっているものの、国家的対話を通じて和平を実現し、その後に、選挙を行うという方針は同じです。反対勢力が権力を握りたいなら選挙に立候補すればよいという話です。

 しかし、これまでの経緯を見ると、この話は信じがたく、反対勢力が同意するとも思えません。

 昨年7月のジュバでの戦闘は、キール大統領の命令によるものと判断されています。その前のクーデター未遂もキール大統領がはじめた可能性を私は考えます。

 平和が戻ったように見せて、反対勢力が首都に復帰してから、彼らを暗殺したり、何かの容疑で逮捕する可能性の方が高そうです。

 単純に考えると、反対勢力が国家的対話を拒否して、戦闘が続くことになりそうです。

 

 


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