2015年に米軍がシリアで劣化ウラン弾を使用

2017.2.18


 alarabiya.netによれば、米国防総省は木曜日、アメリカは2015年のイスラム国のタンクローリーの車列に対する破壊的空襲の間に、2つの場合に劣化ウラン弾を使ったと言いました。

 軍隊は戦車と車両の防護用装甲と共に、装甲貫通能力で劣化ウラン弾を重んじます。

 しかし、それらはそれらを使う兵士へ健康への危険をもたらし、と周辺の民間人へ潜在的に有毒であると批判されてきました。

 国連の環境計画はそれらを「化学的で放射能を持つ有害な重金属」といいます。濃縮ウランの副産物である劣化ウランは若干の放射能、天然ウランの活性の約60%があると機関はいいます。

 米国防総省はシリアに米軍を派遣するよう勧告するかも知れません。

 軍報道官はA-10攻撃機が2015年11月16日と22日にイスラム国民兵のために石油を運ぶタンクローリーに対して劣化ウラン弾を使ったといいました。

 作戦は数百だのタンクローリーを破壊しました。

 合計5,265発の劣化ウラン弾は他の焼夷弾と共に混ぜて発射されたと、米中央軍報道官、ジョシュ・ジャック少佐(Major Josh Jacques)はいいました。

 装甲貫通と爆発型焼夷弾はイスラム国が違法な石油を輸送するのに使うタンクローリーの車列を高い可能性で破壊するのを確実にするために用いられました。

 「我々はイスラム国を打倒するために、この劣化ウラン弾を含めて、運用計画の間にすべての選択肢を検討し続けます」と彼は付け加えました。

 この弾薬は「湾岸戦争シンドローム」の原因である可能性があると疑われながらも、証明されませんでした。この名前は1990〜91年の湾岸戦争の帰還兵による消耗性の病気の集合体に与えられました。

 国連環境計画は研究と旧ユーゴスラビアとイラクでの紛争において、弾薬の使用で影響を受けた地域の研究と汚染除去を行いました。


 1年半程度前のことをようやく認めたのは、何か理由があるのかもしれません。国連から指摘されたのかも知れません。しかし、公表するだけ、米軍は他の軍隊よりはマシかも知れません。

 劣化ウラン弾と焼夷弾の割合は示されていません。効率からいうと、焼夷弾の方がタンクローリーを確実に破壊できるように思われます。焼夷弾は爆発すると広範囲に燃焼し、その熱により石油を燃やすと考えられます。劣化ウラン弾は命中しないと何の効果もありません。もしかすると、装甲を施したタンクローリーがあって、それに対して用いたのかも知れません。

 タンクローリーへの爆撃に劣化ウラン弾を使うのは適当ではないと思います。焼夷弾でも十分のはずです。

 

 

 


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