イラク軍がモスル3つの橋を占領
alarabiya.netによれば、イスラム国と戦うイラク軍は月曜日、街の西部を奪還する作戦で、モスル(Mosul)の旧市街地とチグリス川を越えてを前進しようとして、狙撃兵と迫撃砲の砲弾から激しい抵抗に直面しています。
月曜日の朝、即応部隊による進展は豪雨により速度を落とされましたが、彼らはモスル東側と旧市街地をつなぐアイアン橋(the Iron Bridge)から100メートル足らずのところにいると、軍当局者はいいました。
前進は月曜日に遅くなりました。
「ひどい雨天のため、作戦は今のところ停止しています。我々は狙撃兵と迫撃砲でイスラム国民兵から強固な抵抗に遭っています」と即応部隊の当局者はいいました。
現場にいるロイターの記者は迫撃砲の砲弾と狙撃兵の銃撃が、イラク軍が2日前に民兵から奪ったモスル博物館地区(kmzファイルはこちら)を攻撃したといいました。催涙ガスの悪臭が宙を舞いました。
アイアン橋に近いところで戦う連邦警察部隊は、バブ・アル・トブ地区(Bab al-Tob)で民兵の孤立地帯と戦い、家宅捜索を行っていると、連邦警察指揮官の報道官はいいました。
月曜日の軍の声明は、イラクの精鋭、CTSとして知られる対テロリズム・サービスの兵士がモスル西部のアル・ナフト地区(al-Nafut)をなんとか取りもどしたといいました。
アイアン橋の占領は、イラク軍がモスル東部と西部の間でチグリス川にかかる5つの橋の3つを支配することを意味し、橋のすべてはイスラム国民兵とアメリカが主導する空爆で損傷しています。
最南端の2つの橋はすでにイラク軍によって奪還されました。
アイアン橋から100mまで前進しているのなら、旧市街の半分程度は占領していることになりそうです。前進は西部に集中させ、その西側の区域は、敵の前進を阻止する程度にしているのかも知れません。まずは旧市街地を占領し、建物が密集した地域からイスラム国を追い出し、それから、西へ向けて街を進んで行く予定でしょう。
ここまで前進していれば、最南端の橋は完全にイスラム国の射程外ですし、南から2番目の橋もほぼ射程外でしょう。橋の復旧を始められそうです。実際にそうならなくても、イスラム国はそうなっている可能性を考えざるを得ず、一層焦ることになります。
旧市街地を占領したら、あとは残兵狩りみたいになりそうです。
街を完全に支配すれば、モスル西部の真ん中にある鉄道駅も復旧できます。
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