イラク軍が歴史的モスクへ接近
alarabiya.netによれば、イラク軍はモスル(Mosul)の旧市街地周辺のイスラム国民兵を木曜日に包囲し、イスラム国の指導者が3年前にカリフ(caliphate)を宣言した歴史的なモスクに接近しています。
屋内に篭もり、裏通りを素早く移動する民兵は狙撃兵、自爆攻撃、自動車爆弾で抵抗しています。
豪雨が前進を妨げたものの、連邦警察と即応部隊は数世紀前のアル・ヌリ・モスク(al-Nuri Mosque・kmzファイルはこちら)から約500mに木曜日の朝、到達しました。
黒い過激派の旗が有名な傾いた尖塔から降ろされたのがはっきりと見えました。
政府軍は10月に始まった戦闘で、ここ数日間に大きな戦果をあげ、チグリス川(Tigris)上の主要な橋を占領し、モスクに接近しています。
「我々は我々が昨日得た位置を確保しています。この地域で狙撃兵と自動車爆弾による多くの抵抗があります」と連邦警察のハイダル・ダーガム少将(Major General Haider Dhirgham)はいいました。
アル・ヌリ・モスクの占領は、大きな象徴的勝利であり、明白な戦果です。
「彼らにとっては重要です。彼らが国家を宣言した場所です」とダーガム少将はいいました。
水曜日と木曜日の朝、病院を含むモスル西部のさらに数カ所が奪還されましたが、将校は進展は自動車爆弾、屋内と裏通りのブービートラップ、悪天候によって遅められているといいました。
イスラム国は政府軍の陣地へ、迫撃砲の砲撃を含む散発的な攻撃で対向しました。
自爆テロ犯は爆発物を満載した自動車を兵士に向けて走らせたとダーガム少将はいいました。
政府軍は迫撃砲、上空から民兵の陣地を機銃掃射する武装ヘリコプターで応じました。
警察は彼らがRPGで彼らの陣地の一つへ反撃しようとした民兵9人を殺したといいました。
「連邦警察のドローンがグランド・モスクの周辺で、固定されたり、移動式のイスラム国の攻撃目標多数を爆破した」と後に警察の声明はいいました。
アル・ヌーリ・モスクは旧市街地の北部、東西では真ん中に位置するので、南から攻め上がってきたイラク軍は間違いなく、旧市街地のほとんどを占領したようです。
逃げていくイスラム国民兵をどうするのかが気になります。街からシリアへ向かう途中の街は占領しているので、モスルから逃げたイスラム国戦闘員はそこでつかまることになりますが、モスルの出口は封鎖しているのでしょうか。逃げ道はいくつかあるので、できるだけ多くを封鎖して欲しいと思っています。
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