南スーダン反対勢力が支援要員殺害を非難

2017.3.28


 sudantribune.comによれば、南スーダンの反対勢力は土曜日、支援要員6人の殺害を非難し、事件を即時調査するよう要請しました。

 要員への攻撃は戦争犯罪になると当局者はいいました。

 「人道主義要員は常に、南スーダンの民間人保護施設、難民キャンプ、隔絶した地域、国内難民キャンプで苦しんでいる人々に大きな助けとなってきました。我々は大半の弱い社会を助けることで彼らの激務と犠牲を尊重します」と反対勢力副報道官、ポール・ガブリエル・ラム(Paul Gabriel Lam)はいいました。

 彼は「この支援が一部の否定的な軍隊により否定的に理解されているのは不幸なことです」と付け加えました。

 ラムは攻撃を政府派軍隊の責任だとして、南スーダン軍(SPLA)の支配地域で起きたといいます。

 「我々はこの野蛮な事件が起きた地域はジュバ(Juba)の政権とその民兵の支配の下で起きたことを知っています。SPLA-IO(反対勢力)はこのテロ行為とこの国で罪なく激務を行う支援要員へ向けた臆病に独立した調査を要請します」と彼は日曜日にインタビューで強調しました。


 記事から目新しい情報だけを紹介しました。

 政府軍兵士が第一に怪しいと先日書きましたが、現地でもそのような見方があることが分かります。おそらく、強盗目的と推察します。

 支援要員も平気で殺す南スーダン軍です。派遣されている自衛官にどんな態度に出るかは予断を許しません。自衛隊はそんな軍隊を支援するために派遣されています。日本国民は政府の説明を信じ、南スーダン国民を守る政府を自衛隊が支援していると考えているかも知れませんが、実態はこんなものです。

 皮肉にも、これまでの言動から反対勢力の方が国際人道法をより理解して実践しているように見えます。南スーダン軍は、かっぱらいに銃を持たせて街をパトロールさせているようなものです。

 

 


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