モスル西部でのイラク軍の損害が判明

2017.3.31


 alarabiya.netによれば、米軍はモスル西部(Mosul)を奪還する戦いが始まってから、イラク治安部隊の284人の隊員が殺され、1,600人以上が負傷したと言いました。

 ジョセフ・ボテル陸軍大将は議会公聴会の間に、モスル西部での犠牲者に加えて、モスル東部の戦いで、イラク治安部隊の隊員490人が死亡し、3,000人以上が負傷したと言いました。

 ボテル大将は米軍中央軍の指揮官です。

 イスラム国民兵と戦うイラク特殊部隊と警察は水曜日にアリ・ヌーリ・モスク(al-Nuri mosque)の近くへにじり寄っており、イラクで二番目の都市を奪還する戦いでランドマークとなる場所周辺の支配を強化しています。


 1月24日にモスル東部のイラク軍の損失は1,600人以上とされていて、これは死者と負傷者両方なのかが不明でしたが、今回の報道で負傷者であったことが判明しました。

 この数字は、やはり東部の戦いがより激しかったことを連想させます。もちろん、西部の戦いはまだ終わっていないので、西部での犠牲者数はさらに増えることが予想されますが、負傷者が2倍程度も多いことは、やはり戦いが激しかったのだろうと思われるのです。

 当初は西部の戦いの方が激しいといわれましたが、そうではないかも知れません。

 

 


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