目的が不明瞭なシリアへのミサイル攻撃
dodbuzz.comによれば、ジム・マティス国防長官(Defense Secretary Jim Mattis)は火曜日、先週のシリア空軍基地への巡航ミサイル攻撃は化学兵器攻撃を阻止する一回限りの任務で、ロシアとのより広範な対立につながってはならないと言いました。
マティス長官は「手に負えなくはならないだろう」と確信すると言ったものの、バシャル・アル・アサド大統領(President Bashar al-Assad)の政権は、化学兵器を再び使えば、とても厳しい代償を払うだろうと警告しました。
「現段階で、攻撃の目的は単一でした」とマティス長官はいいました。
トマホーク攻撃の意図は、アサド政権がさらに化学兵器攻撃を行うことを阻止することで、政権を支援するロシア軍へメッセージを送ることではありません。
これに先立ち、ホワイトハウス当局者は、シリアが少なくとも89人が殺され数百人が負傷したとされる4月4日のシリア北西部のハーン・シャイフン(Khan Sheikhoun)の攻撃で神経剤のサリンを証拠があるといいました。
当局者は、ロシアは攻撃に先立って知っていたか、知っていたかかもしれないと言い、モスクワがシリアの同盟者を守るために隠蔽を行っていたと告発しました。
記事は時間の都合で前半だけを紹介しました。
どうもよく分かりません。一回限りの任務と、作成中が限定的なものだったといいながら、政権内部からは北朝鮮への牽制だとのコメントも出ています。
ロシアとの関係悪化は避けられないのに、そこは避けるという国防長官はいいます。
何が作戦の目的かはっきりしないままに実行したとすれば、トランプ政権は能なき軍事政権ということになります。
さらに、決定に娘のイヴァンカが関与したとの情報もあります。誰がどういう目的でシリア攻撃を決めたのかが不明瞭です。
シリア内戦は長期化しているのが問題なのであって、化学兵器を使えなくしても解決しません。そのために約60発の巡航ミサイルを撃つのは無駄だったともいえます。
この記事で、サリンが犠牲者の体から検出されたことが確認できたことだけが収穫でした。
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