モスル市街戦は未だ決着せず
alarabiya.netによれば、イラク軍はモスル(Mosul)の旧市街で新しいドアからドアへの戦いで新局面を開拓したと、軍報道官は月曜日に言いました。
ロイターの記者はグランド・アル・ヌーリ・モスク(the Grand al-Nuri Mosque)に近い旧市街地の上に濃い煙を見ました。
激しい銃撃と迫撃砲の交戦が旧市街地に対面する付近からモスル西部と東部を二分するチグリス川(the Tigris river)を越えて聞こえます。
イスラム国民兵とイラク軍の戦争は、政府支配地域の病院に辿り着いたひどく栄養失調の赤ちゃんと共に、市内に閉じ込められた数十万人の民間人に大きな犠牲を課しています。
イラク連邦警察軍は、旧市街地内でイスラム国戦闘員との難しい、ドアからドアへの戦いを行っていると、これらの部隊の報道官がいいました。
無人機が民間人の中に潜り込んでいる民兵を見つけて、直接空爆するために広範囲に使われていると、彼は言いました。
兵士たちは有名な何百年も古い、傾いた尖塔のアル・ヌーリ・モスクを視界に収めています。
警察の報道官は、残された距離は示すことなく、兵士たちがモスクに接近していると言いました。
彼らの進展は戦い前のモスルの人口の4分の1、400,000人の民間人が依然として民兵の支配下にある地域に囚われているために遅くなっています。
300,000人以上が10月17日に攻撃作戦がアメリカが主導する同盟軍から強力な航空・地上支援を受けて始まってから戦いを逃げました。
警察は日曜日に、死者を出さなかった兵士に対する毒ガス攻撃を報告しました。報告は民兵たちがますます自爆オートバイ攻撃を使っているとも言いました。
狭い裏通りは民兵の自動車爆弾と政府軍の戦車、装甲兵員輸送車とハンヴィーを使うのを制限します。
国連は先月、女性と子供を含む12人がモスルで化学兵器に被曝した可能性で治療を受けたと言いました。
しかし、イラクの国連大使、モハメッド・アリ・アルハキム(Mohamed Ali Alhakim)は数日後、その証拠はないといいました。
支援組織によると、戦闘は両側の民間人と戦闘員を数千人殺しました。
旧市街地からなんとか逃げた住民は、水と混ぜた小麦粉と茹でた小麦粒の他、ほとんど食べ物がないといいました。
残っている食べ物はほとんどの住民が買ったり、イスラム国のメンバーや支持者が保持するには高すぎます。
未だにモスクは陥落しておらず、イラク軍はその周辺を取り囲んだ状態のようです。
モスル周辺が特に建て込んでいる訳ではないので、おそらく、イスラム国が民間人を人間の盾としているために、イラク軍は慎重に一つづつ排除しているのだと思われます。
すでにモスク周辺まで接近してから、かなりの時間がかかっています。普通なら、すでにモスクは占領しています。
それにしても、自爆オートバイまで使うとは、いよいよイスラム国側に物がなくなったことが分かります。
早く解放したいけど、そうすれば民間人に被害が出る。そういうジレンマにイラク軍は陥っています。
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