モスル西部でイスラム国掃討が進行中

2017.4.21


 alarabiya.netによれば、イラク軍はモスルで(Mosul)、工兵チームがイスラム国が設置したブービートラップを無力化するために活動する一方、イスラム国との戦いと旧市街地での前進を続けています。

 戦いは旧市街地で、北部と西部で進行中です。

 イスラム国は爆薬と民間人を人間の盾として使い、イラク軍の前進を妨げました。

 アル・ヌーリ・モスク(Al-Nouri Mosque)と周辺地域に配置する過激派は、家族の人質をもち、彼らを殺すとほのめかしています。

 連邦警察チーフのリード・ジャウダット(Raed Jawdat)は、彼の部隊は現在、アル・ファルオク地域(Al-Farouq)に配置され、ブービートラップを仕掛けた自動車と自爆自動車が侵入しないように、地域の全面に障害物を築いているといいました。

 彼らはイスラム国のメンバーと指揮官たちを狙うためにスマート・ミサイルも使い始めました。

 一方、モスル郊外で、対テロリズム部隊は北の入り口に近いアル・サワラ(Al-Thawra)と西部のアル・タンク(Al-Tank)でイスラム国と戦いを続けています。

 対テロリズム部隊の指揮官は、彼らの部隊はこれらの地域の大部分を取り戻したといい、組織が主要な通りの入口でブービートラップを仕掛けた車を使うために、彼らが地域を支配するために若干の時間がかかったと付け加えました。

 彼は工兵部隊が民間人を傷つけることなく、これらの自動車を爆破することで活動していると付け加えました。


 モスル戦の情報が急に少なくなっています。

 しかし、この記事を読む限りでは、イラク軍はアル・ヌーリ・モスクは占領できていないものの、その周辺地域で戦闘を続けているようです。

 多分、イスラム国の残兵はすでに少数になっているものの、人質がいるので慎重になっていると考えられます。

 戦いが大きく変化することはないけども、作戦は順調に進んでいると見てよいでしょう。

 

 


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