トランプ政権がクルド人へ武器提供
alarabiya.netによれば、トランプ政権は火曜日、クルド人をテロリストとみなすNATO軍の同盟トルコの激しい反対にも関わらず、イスラム国の主要な拠点ラッカ(Raqqa)を奪還するために必要だとして、シリアのクルド人戦闘員武器を与えると発表しました。
この欠点はラッカ作戦を加速するはずですが、トルコ政府のYPGとして知られるシリア系クルド人グループをトルコで活動するクルド人テロリスト組織の延長だというトルコ政府の見解を間接的に攻撃します。
ワシントンはラッカを奪還したがっていて、そこは西側を攻撃しようとするイスラム国工作員の隠れ家だと主張します。
国防総省の首席報道官のダナ・W・ホワイト(Dana W. White)は、書面の声明でドナルド・トランプ大統領(President Donald Trump)が月曜日に武装を承認したといいました。
彼の承認は国防総省にシリア民主軍(the Syrian Democratic Forces)の部隊に、ラッカでイスラム国に対して明白な勝利を確実にするために必要な装備を与えることに許可を与えると、ジム・マティス国防長官(Defense Secretary Jim Mattis)とヨーロッパを訪問中のホワイト氏はいいました。
アメリカはクルド人が率いるシリア民主軍をシリア北部と東部でイスラム国に対する最も効果的な戦場のパートナーとみなします。
ホワイト氏は、彼らは近い将来にラッカをうまく占領できる戦場で唯一の軍隊といいました。
ホワイトハウスはクルド人へ提供される武器の種類をいいませんが、別の当局者らは最近、120mm迫撃砲、機関銃、弾薬、軽装甲車である可能性があると示しました。彼らはアメリカは大砲や地対空ミサイルを提供しないといいました。当局者は公に話す許可を与えられていないので、匿名を希望しました。
彼らは新しい武器をシリア系クルド人に出来るだけ早くに提供するアメリカの意向を示しながらも、明白なタイムラインはいいませんでした。
記事の後半は省略しました。
どんな武器を提供するかが重要ですが、ここにあがったものなら常識の範囲内です。120mm迫撃砲はとても強力な支援火器です。榴弾砲の類は米軍が部隊を送っているので不要ということでしょう。
トランプ政権が行ったシリア政策では初めてのオバマ政権との違いを示したことになります。反政府派に武器を提供した方が、早くイスラム国を掃討できるとの声は、議会の一部にもありました。私もそう考えてきました。問題はトルコが嫌がることです。
まずはトルコの反応を見ることが大事です。
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