沖縄で米軍兵士同士の死亡交通事故
military.comによれば、木曜日の夜、沖縄の北谷町で海軍隊員と空軍隊員がオートバイと自動車の正面衝突で死亡したと米軍当局はいいました。
消灯は午後8時40分に美浜地区、58号線の伊平の交差点で起こったと、沖縄市の沖縄県警は言いました。
両方の隊員を運ぶオートバイは南へ向かう自動車と衝突したときに右折していたと警察は目撃者の話から言いました。
オートバイは地面に投げ出されて、壊れました。
警察と、空軍第18航空団の声明によれば、在沖艦隊活動司令に配属された20歳の女性海軍隊員は午後11時23分に死亡が宣告された沖縄市の中部徳州会病院へ搬送されました。
第18航空団に配属された21歳の男性空軍隊員は金曜日午前零時15分に死亡が宣告されたうるま市の県立中部病院へ搬送されました。
彼らの身元は近親者への通知まで非公開にされています。
車の運転者は、嘉手納空軍基地に配属された19歳の女性空軍隊員だったと、警察報道官は言いました。
彼女は負傷しませんでした。
事故時に誰がオートバイを運転していたかは、まだ不明だと報道官は言いました。
事故は調査中ですが、警察はアルコールや無免許運転は関係していないようだと言いました。
記事から事故現場を推定すると、国体記念道路(23号線)から58号線へ出るT字型交差点のようです。嘉手納基地の近くで、3車線の広い道路です。写真で見る限り、見通しは悪くありません。いずれかの側が信号機を無視したのが原因と考えられます。
下の写真の手前側がオートバイがいた車線で、奥に車が並んでいるのが直進車がいた車線です。視界を遮るものは特に見当たりません。
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図は右クリックで拡大できます。 |
米軍は内心、米軍兵士同士の事故でよかったと思っているかもしれません。沖縄島民が犠牲になった場合の影響はとても大きなものになります。
もう一つ、この記事から読み取って欲しいのは、隊員が死亡した時の米軍の広報の形です。まずは近親者に連絡し、マスコミへはそれから報告するのが、米軍のいつものやり方です。この流儀はいつも守られています。
戦死した場合は、氏名、部隊名、死亡した場所、死因が簡潔な文章で示されるのが通常です。
死因は戦闘の場合は銃撃、砲撃、爆撃などの区別がなされ、交通事故なら敵対行動であったかどうかも示されます。イラクで兵士がプールで遊泳中に感電死した事例も、正直に説明されていました。
自衛隊の場合、これが厳密に行われない話を聞きます。例えば、海外任務中に犯罪で殺された隊員を病死にした事例があります。日本人は礼儀を重んじるといいながら、死者の名誉は軽視しています。死者だけでなく、負傷した隊員についても似たような話も聞きます。防衛大臣がこういう件で指導をした話も聞きません。
米空軍のドーバー基地で戦死者の取り扱いで不手際があった際、国防長官が処罰を勧告案よりも厳しくするよう指示したことがあります。
米軍も戦争が続かないと死者への作法を忘れます。ベトナム戦争では戦死広報をタクシーに宅配させて問題になりました。
幸い戦争を回避してこられた日本が戦死者への礼儀を忘れたとしても不思議はありません。様々な事例に学び、適切な礼節がはらわれるようにすべきです。
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