露原潜が米沿岸に核爆弾を埋設?

2017.5.3


 independent.coによれば、ロシアの軍事専門家がモスクワはアメリカの海岸線に核爆弾をまいていると主張しました。

 クレムリンは主張を「奇妙」と否定し、同紙の専門家は「政治戦」の行為としました。

 元大佐で国防省報道官のビクトル・ブラネッツ(Viktor Baranetz)は、「Komsomolskaya Pravda」に、ロシアは静かにアメリカの海岸線に「モグラ」核ミサイルをまいていると言いました。

 証明されていない手法はアメリカの大規模な防衛支出に対する非対称の対応だとブラネッツは言いました。

 彼らは自分で穴を掘り、指令を受けるまで眠ると、彼はいました。

 彼は「おぉ、私は話しすぎたようだ。私は口を慎むべきだ。簡単にいえば、我々はアメリカ人に非対称(かつ安価な)対応を提供するものを持っている」と付け加えました。

 このインタビューは「the Middle East Media Research Institute」により翻訳されました。

 クレムリンは「奇妙」と呼んで、この意見を素早く否定しました。

 「こういう新聞記事を真に受けないことです」と、政府報道官、ドミトリー・ペシュコフ(Dmitry Peskov)は言いました。


 信憑性は薄いものの、ロシアの潜水艦がアメリカの沿岸に接近を繰り返すのは事実なので、それが核ミサイルをまくためだったとすると、話は成立するように見えます。

 しかし、海中に電波を通す技術はあるものの、海底に穴を掘り、地下に入ったミサイルに指令の信号が届くのかが疑問です。掘った穴はしばらくすれば土砂に埋まり、ミサイルは完全に地中にいることになります。そこへ信号を送る技術は生み出せそうにありません。

 これはロシア人が酒を飲んだ時にさ出る駄法螺の類でしょう。極秘情報を記者に話すことはありません。

 しかし、日本ではこういういかにも嘘っぽい情報が報道で流れることがあります。北朝鮮情勢がこういう嘘をまき散らす危険性には警戒が必要です。

 

 

 


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