シリア民主軍がラッカ奥深くへ前進

2017.6.13


 alarabiya.netによれば、アメリカが支援するシリアの民兵は月曜日、ラッカ(Raqqa)へ東からさらに前進し、旧市街地の壁へ到達したと、監視団体と民兵報道官は月曜日に言いました。

 監視団体「The Syrian Observatory for Human Rights monitor」は、シリア民主軍は月曜日に、街の東半分へ前進する一環として、アル・サナア工業地帯(the al-Sanaa)を占領し、旧市街地の壁へ到達したと言いました。

 シリア民主軍報道官、アフマド・モハメッド(Ahmad Mohammed)は、シリア民主軍が壁に到達したものの、アル・サナアでは未だに激戦があり、地区は完全に確保していないと言いました。

 ラッカ中央部の東部にある旧市街地は、アッバース朝(Abbasid)によって8世紀に建設された、要塞都市の壁によって2つの側で接する現代的な住居の近くにあります。

 住民は月曜日、旧市街地区が激しく砲撃されていると言いました。

 シリア民主軍は月曜日に街の北からも前進し、ラッカ北部の砂糖工場を占領しました。

 施設の中にいるシリア民主軍将校を示すとされるビデオ映像は、工場に大きな損害があることを示しました。


 記事は既知の部分は省略して紹介しました。

 非常に進展が早いのに驚きます。青い線はすでに占領したと報じられる地域です。赤い線は今回の記事で書かれた地域です。黄色い範囲が旧市街地で、その東にアル・サナア工業地帯があります。

図は右クリックで拡大できます。

 旧市街地の西側に主要な官庁の建物があるので、イスラム国がここを司令部として使っている可能性があります。

 今日の報道からは、ラッカ攻略が予想よりも早く進む可能性を感じます。

 


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