イラク軍が旧市街地でリーフレットを散布

2017.6.20


 alarabiya.netによれば、旧市街を奪還する攻撃を始めたあと、イラク当局はモスル(Mosul)に、民間人は屋内に留まり、過激派には「降伏か死か」というリーフレットを投下しました。

 イラク軍は日曜日、1ヶ月にわたる攻撃の後、イスラム国が依然として支配するモスルの旧市街地を奪還するための攻撃をはじめました。

 指揮官は過激派が激しい抵抗を示し、旧市街地の中に残ると考えられる100,000人以上の民間人に対する懸念をいいます。

 日曜日遅く、イラク軍は約500,000枚のリーフレットを街の上に落とし、彼らがすべての方向から攻撃を始めると警告しました。

 リーフレットは民間人に、脱出するために「開けた場所から遠ざかり、戦闘の間に起きるあらゆる機会を利用するよう要請しました。

 イラク軍はモスルの東部のグランドモスクのそばにハンヴィーも配置しました。ハンヴィーは旧市街地に向かい、スピーカーを搭載します。

 拡声器は民間人に、イラク軍は「あなたたちの苦難を終えるところだ」とメッセージをがなり立てていました。

 メッセージもイスラム国戦闘員に放送され、彼らに「君たちにはこの選択肢しかない。降伏か死かだ」。


 記事は最後の部分、既知の内容だったので省略しました。

 イラク軍はイスラム国を殲滅するつもりですが、余計な戦闘までしたくないので、降伏も勧告しています。これはジュネーブ条約を守ることにもなります。これで投降を迷っている者を少しでも受け入れられるかもしれません。

 イラク軍が突入するので、友軍への被害を避けるために、空爆や砲撃は控えられるでしょう。そこだけは救いです。

 あと、数日でモスルの戦闘も決着します。

 


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