ロシアがシリア上空で衝突回避を中止
alarabiya.netによれば、ロシア国防省は、米軍機がシリア政府の戦闘機を撃墜したあと、シリアのいわゆる「衝突回避区域」上でアメリカとの調整を中止しているといいます。
2015年からイスラム国の攻撃に対するバシャル・アサド大統領(President Bashar Assad)に航空援護を提供しているアメリカとロシアは、アメリカとロシアのジェット機がシリアでの作戦に従事することを関係する航空事故を避ける無期限の合意を結んでいます。
ロシア国防省は月曜日に声明の中で、米軍がシリア空軍のジェット戦闘機がアメリカのパートナーの部隊の近くに爆弾を落としたあとで、同機を撃墜したのを認めたあと、取り決めを中止したと言いました。
国防省は事件は衝突回避協定の下で、責任を遂行することについて、ワシントンの故意の不履行であるとの見方を示しました。
緊張がさらに増していますが、これだけなら、まだ大したことはありません。ロシアの意志を示すための措置とみることができます。
米軍は区域内で活動するのを手控えることで対処できます。
いつこれが解除されるかで、ロシアの本気さが分かります。
しかし、現場に出るロシア人パイロットは考えが違うかも知れません。自分たちの空を荒らした敵と考え、挑発的な行動を米軍機に対して行い、それが偶発的な事故を起こす危険性はあります。
なにごともなく時間が過ぎてくれることを祈ります。いずれにしても、イスラム国を駆逐したあとは敵同士でしょうけど、それまでは緊張を抑えたいものです。
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