イスラム国がアル・ヌーリ・モスク周辺を封鎖

2017.6.3


 alarabiya.netによれば、イスラム国民兵はモスル(Mosul)の旧市街地で非常に象徴的なモスクの周囲を封鎖しました。

 この動きはアメリカが支援するイラク軍が奪還した街の残る包囲地帯へ前進する時に来ました。

 民兵たちはアル・ヌーリ・モスク(al-Nuri mosque)の近くに住む家族に、家を出て、それにつながる道路をすべて封鎖するよう命じたと、モスルのイスラム国支配地域に住む住民は言いました。

 「民兵たちはもはやグループで動いていません。彼らの大半が壁に開けた穴を使って家を通って移動しているため、我々は時々、1〜2人をみかけます」と彼は匿名を条件に話しました。

 国連の見積もりによれば、10万人以上が依然としてイスラム国が支配する地域に捕らわれています。

 「我々は水と食糧がなくてゆっくりと死んでいます」と住民はこの地域の悪化する状況について言いました。

 一方、木曜日、国連のイラク特別ミッションは、先月、イラクで、少なくとも354人が殺され、別の470人が負傷したと言いました。

 それらの内、モスルが州都のニナーワー州(Nineveh)で、民間人160人が殺され、52人が負傷しました。


 これまでに紹介したことと重複する部分は省略して紹介しました。

 民兵の家族が道路を封鎖した後、また家に戻ったのか、そこから離れたのかは不明です。民間人はどうなったのでしょうか。この封鎖の中にいるのでしょうか。

 その数により、今後の戦闘で生じる犠牲者の規模が決まりそうです。

 イスラム国はアル・ヌーリ・モスクを死に場所と決めて立て篭もるのでしょう。この封鎖が突破され、イラク軍がモスルへ到達すれば、最後の戦闘が終わることになります。いよいよモスル戦の最終段階です。

 

 

 


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