ラッカ攻略作戦が数日中に開始

2017.6.5


 alarabiya.netによれば、イスラム国のシリアにおける首都ラッカ(Raqqa)を占領するシリア人部隊によるアメリカが支援する作戦は数日中に始まると、シリア・系クルド人のYPG民兵報道官は土曜日に言いました。

 アメリカが率いる同盟国が支援するクルド人とアラブ人民兵の同盟、シリア民主軍(SDF)は、イスラム国を西から攻撃すると計画した街から追い出す多段階の作戦で、11月以降、ラッカを包囲しています。

 ラッカへの攻撃は、グループがイラクのモスル(Mosul)で退却に直面し、デリゾール(Deir al-Zor)が最後の主要拠点となったシリアの大半にわたって撤退を強いられ、イスラム国が自称するカリフ(caliphate)に対してより圧力を重ねます。

 「部隊は街の郊外に到着しました。主要な作戦は数日で始まるでしょう」とYPG報道官、ヌーリ・マームド(Nouri Mahmoud)は電話でロイターに言いました。

 彼は、落下を攻撃する新たな段階が数日で始まるという、ラッカ作戦の報道官、ジハン・シーク・アハメド(Jihan Sheikh Ahmed)を引用した報道を認めました。

 地元メディアとのインタビューで示された意見はSDFが運営する「Whatsapp」グループにより配布されました。

 イスラム国に対するアメリカが率いる同盟国の報道官は、シリアの街を奪還する作戦の新しい段階のタイムラインについてコメントしませんでした。

 報道官、ライアン・ディロン大佐(Colonel Ryan Dillon)は、SDFは日々、より近くへと前進していて、ラッカに北と東から3キロ以内に移動していると言いました。

 西方では、SDFは10キロ未満にあると、彼は電子メールのインタビューで言いました。

 アメリカは火曜日に、ラッカを奪うのを助けるために、シリア北部で増大するクルド人の影響を懸念するNATO同盟国のトルコを起こらせた計画の一部で、YPGへ武器を渡し始めたと言いました。

 トルコはYPGを非合法のクルド労働党(PKK)のシリアの拡張版とみなします。PKKは1984年以降、トルコ南東部で武力闘争を行い、アメリカとトルコ、ヨーロッパからテロリストグループとみられています。

 アメリカが率いる同盟国は約3,000〜4,000人のイスラム国戦闘員がラッカに立て篭もっていると言いました。そこで彼らは予想される攻撃に対して防衛手段を築きました。

 アメリカが率いる同盟国は、ラッカ付近のSDF作戦を支援するために航空支援と特殊部隊を提供しました。

 「戦いは容易ではないでしょう」とマムードは言いました。

 「いうまでもなく、(イスラム国は)トンネル、地雷、自動車爆弾、自爆犯を持ち、同時に民間人を人間の盾として使います」。

 ラッカが陥落すれば、シリア東部のデリゾール(Deir al-Zor)がイスラム国のシリアとイラクの最後の主要拠点となります。


 やっと始まりますね。嬉しいです。

 ラッカからはすでに指導層は脱出しています。残りの連中が絶望的な戦いをするだけです。ラッカを攻略して、デリゾールへとイスラム国を早く追い詰めることが大事です。

 


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