追い詰められたイスラム国が民間人を虐殺

2017.6.6


 alarabiya.netによれば、人権団体「The Iraqi Observatory for Human Rights」は、モスル(Mosul)のザンジリ地区(Zanjili)の民間人が、イスラム国の拠点から逃げようとして彼らに殺され、悲劇的な環境で暮らしています。

 「イスラム国は民間人が逃げるのを妨げています。彼らが誰かが逃げようとしたり、逃げようとした誰かを捕まえると、即座に処刑されます」と段階は報告の中で言いました。

 なんとかイラク軍に辿り着いたザンジリ地区の住民は、土曜日の午前3時、イスラム国は治安部隊の方へ向けて脱出するのに使っていた安全な通路を見つけました。「この通路はペプシ工場の近くです。イスラム国は脱出するために集まっていた民間人に手榴弾を投げ、それから逃げようとしたものを誰でも殺すために機関銃を使いました。しかし、彼らの一部はザンジリへ戻りました」と彼は付け加えました。

 もう一人の目撃者は、イスラム国が拡声器を使い、「逃げようとするものは誰でも殺す」と命じると言い、狙撃兵全員にペプシ工場近くの道路を通る家族を殺すよう促したと言いました。

 一方、ニナーワー州政府(Nineveh)当局は「大虐殺が午前3時に起こり、7時間後に終わりました。民間人が250人が攻撃の犠牲となりました。遺体は移動させられるのを待ってまだ道路上にあります」と言いました。

 モスルのアル・アズバ病院(al-Azba)の病院筋は、病院に辿り着いた負傷者が何が起きたかについて恐ろしい説明を語ったと言い、ある女性によれば、イスラム国はあらゆる方向から人々すべてに対して発表したと付け加えました。


 いよいよイスラム国は見境がつかなくなり、逃げる民間人を殺し始めています。非常に危険な状況です。何もできないのが、何とも歯がゆい。なんとか逃げてくれと祈るしかありません。

 いずれにしても、あと10日間もあれば、イスラム国は駆逐されるはずです。なんとか生き延びて欲しい。

 こうなると軍事分析はほとんど役に立ちませんね。

 

 


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