ハワイ州が弾道ミサイル危機へ対処
military.comが、ハワイが北朝鮮による弾道ミサイル攻撃の可能性で市民に準備をさせる最初の州だと報じています。
同州の緊急事態管理局は金曜日、なにをすべきかについての公共教育キャンペーンを発表しました。ハワイの州議員は北朝鮮が島に到達できる核兵器と弾道ミサイルを開発したために、冷戦期の計画を更新するよう緊急事態管理当局に求めていました。
11月に始まり、ハワイは1980年代の冷戦終結以来、州が聞くことのなかった攻撃警告サイレンの月例のテストを開始します。サイレンは各月の最初の就業日に、住民がすでに親しんでいる落ち着いた音色のサイレンの警告テストの後にテストされます。
情報パンフレットは、テレビ、ラジオ、インターネットの発表と共に、新しいサイレンの音と準備のガイダンスを提供するのを助けます。「教育されなければ、彼らはそれによって怯えるかもしれません」と同局のトビー・クレアモント事務局長(Executive Director Toby Clairmont)は、新しいサイレンを紹介するために数ヶ月間必要とすることについて言いました。
ミサイルは15分間か20分間で到達するため、大衆への指示は簡素です。「屋内に入り、中に留まり、そのままでいてください」と同局の役員、バーン・ミヤギ(Vern Miyagi)は言いました。「あなたには家族を集めて、シェルターやその種のものへ行く時間はないでしょう。それは自動的なければなりません」。
彼は、同局が「非常にありそうにない」シナリオの先回りをしようとしながらも、ハワイが無視できない可能性であると強調しました。
ハワイは米軍の重要な戦略的前哨基地です。オアフ島はアジア・太平洋地域の米軍司令部、米太平洋司令部の本拠地です。真珠湾は多数の海軍艦を擁し、空軍、陸軍、海兵隊の主要基地でもあります。
ハワイの観光当局は災害への準備を支援しますが、北朝鮮の攻撃への備えに関する誤報が旅行者に島の訪問を怖がらせることを懸念すると、報道官のシャーリーン・チャン(Charlene Chan)は声明で言いました。「そうした悪化の影響は、最後に観光旅行の成功に生計を依存する住民によって感じられます」と彼女は言いました。
それを心に置いても、「ハワイは依然として安全です」とミヤギは繰り返して言いました。
すでに津波やハリケーンに直面するハワイの住民は災害の準備をよく知っています。いまがハリケーンの季節であるため、住民はすでに14日間分の食料と水を含む非常用キットを持っています。「それはこの種のシナリオでも機能します」とハワイ州の防衛局の報道官、チャールズ・アンソニー中佐(Lt. Col. Charles Anthony)は言いました。
ハワイ当局はアメリカの28州と街を、北朝鮮の脅威についてなにをしているかについて調査しました。「彼らはそれが早急なことと考えます」とクレアモントは言いました。
しかし、カルフォルニア州のカウンターパートはいま彼らが類似した努力に目を向けはじめたガイダンスを求め、彼に接触したとクレアモントは言いました。
ハワイ州には地下シェルターはありません。なので、弾道ミサイルによる攻撃には、屋内に入るか、戸外なら溝や洞窟などに隠れて爆風、閃光、放射線を避け、その後に、建物に避難するよう求めています。過去に配布されたパンフレットには、その場所を掲載した地図が載っています。あるいは、車を使った簡単なシェルターの作り方などが紹介されています。
14日分の水と食料がどの家にもあるというのは、羨ましいことです。
アメリカの非常用キットには感心させられます。フリーズドライでお湯をかけると普通の食事が出来上がり、それが25年も保管可能といった心強い製品「サバイバルフーズ」があります。(関連サイトはこちら)
写真で見れば分かる通り、野菜を多く使った料理が中心です。
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それに比べると、日本の製品は乾パンと缶詰のセットで、数食分しかなかったりします。長期間の避難では、野菜が不足する危険があります。炭水化物中心の食事では、栄養失調になる可能性もあります。最近は栄養素にも着目した製品が出ていますが、保存期間が短いのが欠点です。下の製品は割と優良品ですが、野菜が不足しているので、野菜ジューズで補っています。野菜ジューズの栄養素は十分でない可能性もあります。(関連サイトはこちら)
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核戦争の場合、長期間、シェルターに隠れている必要がある場合があります。日本では自然災害の対処のための3日分で十分のようにいわれていて、東日本大震災後にようやく7日分へ変更されましたが、もっと長い期間を見ておく必要があります。ハワイ州の緊急キットは14日分の水と食料が入っています。この程度は必要です。
国が指定する避難所には非常食を備蓄していますが、核戦争の場合、放射線に汚染されている可能性があります。それでも、外から運んでもらえなければ、それらを食べなければなりません。自宅のシェルターなら、汚染の心配もなく、安心して非常食を食べられます。
こういう安心を与えるような緊急用キットを日本でも開発すべきでしょう。現在の避難計画を見ると、不安しか浮かんできません。
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