トランスジェンダー禁止令で米軍が混乱
military.comによれば、統合参謀本部議長ジョセフ・ダンフォード海兵大将(Marine Gen. Joseph Dunford)は木曜日、数千人のトランスジェンダーは国防総省がドナルド・トランプ大統領(President Donald Trump)が提案した禁止令の正式な通知を受け取り、それを実行するための方法を見つけ出すまで、無期限に勤務を続けると言いました。
「大統領の命令がジム・マティス国防長官(the Secretary of Defense Jim Mattis)によって受け取られて、長官が実施ガイダンスを出すまでは、現在の政策の修正はありません」と、ダンフォード大将は軍指揮官と先任顧問下士官へのメモの中で言いました。
ダンフォード大将はそれがどれくらいかを示しませんでしたが、活動グループはすでにトランスジェンダーの個人を採用し、保持するトランプの動きを保留にする訴訟を準備しています。
最初に「Politico」が入手した直接的なメモは、トランスジェンダー問題に対するトランプの水曜日朝の一連のツィートの意味について、軍隊内、国防総省、議会での混乱を強調しました。
トランプは「将軍たちと軍事専門家と」協議して、彼はアメリカは「米軍のあらゆる地位において勤務することで、トランスジェンダーの個人を容認したり、受け入れない」と決めたと言いました。
彼は禁止令を実行する計画があるという兆しを与えませんでした。
軍がトランプの最高軍事顧問にしたダンフォードは明らかに協議した将軍の一人ではありませんでした。
「私は大統領によるトランスジェンダー政策に関する昨日の発表について問題があることを承知しています」とダンフォード大将はメモの中で言いました。
「一方では、我々は我が隊員すべてを敬意を持って扱い続けます」と彼は言いました。
「重要なのは、我々が直面する現在の戦いと課題を考えれば、我々は割り当てられた任務を達成することに集中するのみということです」。
国防総省とマティス長官の報道官、ダナ・ホワイト(Dana White)はのちに、トランプがなにを意図して、それが合法かどうかを判断するためにより時間が必要だというダンフォードに同調した声明を発表しました。
「国防総省はホワイトハウスからトランスジェンダーの人員による軍務に関する最高指揮官の発表に対応する応答として正式なガイダンスを待っているところです」とホワイトは言いました。
「我々は近いうちに、この政策変更がどう実行されるか、国防総省に詳細なガイダンスを提供するでしょう」。
記事はこれで半分くらいですが、残りも米軍の混乱ぶりを書いていて、うんざりしたので途中までで訳するのを止めました。
トランプがオバマを否定したい。性的にノーマルでない者は理解できないというだけで、思いつきの発表をした結果、米軍は大混乱に陥っています。
そこで、考えたのが、ホワイトハウスにすべて下駄を預けることです。「そっちから正式に命令されない限り、なにもしないよ」という訳です。幸い、軍人が閣僚にいますから、彼らの説得に期待しているのでしょう。
協議の結果だというのがウソなのは明白です。ダンフォード大将には寝耳に水だったはずです。大将が大統領のスタンドプレーに怒り狂っているのが目に浮かびます。
トランプは言うだけ言って、責任をとらない性格です。実行できない、この政策変更はウヤムヤにされて終わるでしょう。
トランプはトランスジェンダーが軍の準備体制を損なうと言いましたが、無意味な発表で軍を混乱させ、対応に余計な時間をとらせ、準備体制を損なっているのは、トランプ自身です。この役立たず。
トランスジェンダーの元海軍特殊部隊シールズ「チーム6」の隊員が、トランプ大統領にメッセージを送っています。「面と向かって、私が無価値だと言え」「トランスジェンダーは問題ではない。自分の仕事をしろ」(関連記事はこちら)。
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