フィッツジェラルドが米国で修理へ
military.comによれば、衝突で損傷したUSSフィッツジェラルド(USS Fitzgerald)はこの秋、さらに修理を受けるために重量物運搬船でアメリカへ輸送されるでしょう。
海軍隊員7人を殺した6月17日の商船との衝突に関与した駆逐艦は9月中旬と10月末までの間に米本土へ曳航されると、第7艦隊報道官、クレイ・ドッツ中佐(Cmdr. Clay Doss)は言いました。
修理する場所は未確認ですが、フィッツジェラルドは国内にある間、第7艦隊の管轄下のままであると、ドッツ中佐は言いました。駆逐艦の乗員の少部分は艦とともに移動しますが、残りの乗員とその家族に関しては決定がされていません。
海軍は他の第7艦隊の整備の必要のために横須賀の波止場地域の場所を空けるために、フィッツジェラルドをアメリカへ輸送する決定をしたと、ドッツ中佐は言いました。
「ここで艦の修理をしない主な理由は、艦がこうした資源を縛り、乾ドックを縛ったからです」と彼は言いました。「我々はここで修理をできますが、重量物運搬船のルートを行くことは、費用対効果がよく、より安全です」。
フィッツジェラルド衝突の調査は進行中です。6月、海軍は調査主任にブライアン・フォート海軍少将(Rear Adm. Brian Fort)を指名しました。フォート中将は8月9日にハワイ海軍地域の指揮を担いました。
フィッツジェラルドと誘導ミサイル巡洋艦USSアンティータム(USS Antietam)を含む事故は横須賀の乾ドックのスペースに重圧をかけました。海軍基地は6つの乾ドックを持ち、その内2つはフィッツジェラルドと、1月に座礁して、約1,100ガロンの油圧油を東京湾に流出させたアンティータムによって予期せず専有されました。
3番目の乾ドックは、予定された整備を行っているUSSブルー・リッジ(USS Blue Ridge)が専有します。
6月のインタビューで、太平洋艦隊司令官のスコット・スウィフト提督(Adm. Scott Swift)は、第7艦隊は横須賀でフィッツジェラルドを長期間保持することは困難だと言いました。
「波止場地域でここにある艦を維持するために、乾ドックは我々にとって重要で、私は艦をここで乾ドックに置き続けることを懸念します」と彼は言いました。
ドッツ中佐は、横須賀にある間はフィッツジェラルドで作業は続くと言いました。修理要員は破片を取り除き、船体にパッチを取り付け、米国内への航海のために準備をしています。
フィッツジェラルドの後任はまだ指名されていないと、ドッツ中佐は言いました。スウィフト提督は6月に、彼は駆逐艦を引き継ぐ艦を探しているところだといい、第7艦隊の外の艦を検討していると言いました。彼らは2つの候補を考えていますが、名前をいうことは避けました。
この記事は最初「Stars and Stripes」に掲載されました。
フィッツジェラルドは、かなりの長期間の修理となることがわかりました。損傷の詳細が書いてあるかと期待しましたが、残念ながら、その記述はありませんでした。
それにしても、一部の隊員を先に米国へ戻すとは、どういうことなのでしょう。少数ということは、将校たちでしょうね。この事故の原因は艦橋にいた将校たちにあると言ってもよいのに、艦の下の方で危険にさらされた下級の隊員は後回しかと言いたくなります。
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