フィッツジェラルド事故:責任者たちの怠慢が発覚
military.comによれば、駆逐艦USSフィッツジェラルド(USS Fitzgerald)の艦長と副艦長は、6月のコンテナ船との致命的衝突について、艦から永久に切り離され、司法外の処罰を受けていると、海軍は木曜日に発表しました。
フィッツジェラルド指揮官、ブライス・ベンソン中佐(Cmdr. Bryce Benson)と副指揮官のショーン・バビット中佐(Cmdr. Sean Babbitt)は海軍が指揮をする能力において信用と信頼を失ったことを意味する、理由付きの分離を受けると、海軍作戦副部長のビル・モラン大将(Adm. Bill Mora)は記者会見で言いました。
第7艦隊指揮官、ジョセフ・アーコイン中将(Vice Adm. Joseph Aucoin)は、フィッツジェラルドに搭乗したトップの下士官とその他の数人、6月17日の衝突時に当直の隊員も司法外の処罰を受けると決めたとモラン大将は言いました。
アーコイン大将は「乗員によって深刻な間違いが行われた」と裁定したと、モラン大将は言いました。
フィッツジェラルドは6月17日の早朝の時間に日本水域で、貨物船ACXクリスタル(ACX Crystal)に舷側を衝突されました。アーレイ・バーク級駆逐艦フィッツジェラルドに搭乗した隊員7人が死にました。
浸水した寝台区画で遺体が見つかった隊員たちは、木曜日に死後昇進を受けました。
フィッツジェラルドの最先任下士卒は後に、ブライス・ボールドウィン一等兵曹(Chief Petty Officer Brice Baldwin)と特定されました。彼とベンソンとバビットはすべて衝突が起きた時に彼らの居室にいました。
しかし、アーコイン中将は、駆逐艦が明るい月夜の夜、比較的穏やかな海を約20キロノットで進んでいたため、3人のチーフが艦橋で当直が状況認識を失ったことに責任があったことを見出したと、モラン大将は言いました。
ベンソン、バビット、ボールドウィンに対する司法外の処罰は軍歴の終りとなるかと質問された時、モラン大将は「ここで起きたことを見れば、ここから立ち直るのは非常に難しくなりそうです。」と言いました。モラン大将は、調査は続けられますが、彼はフィッツジェラルドの乗員の誰かに対して軍事裁判を追求するかどうかについて憶測をしませんでした。
記事の後半は報告書の中身のまとめで、前の記事と同じなので省略しました。
当初予想したとおり、ひどい怠慢がフィッツジェラルド上であったことが確認されました。それも超弩級の怠慢です。
ブライス・ベンソン中佐、ショーン・バビット中佐、ボールドウィン一等兵曹はこの事故のA級戦犯といえます。三人とも居室に引きこもり、艦橋の隊員たちへの支援をしていませんでした。それも間もなく港に入るという時点、混雑する海路を進んでいる時にです。
この3人の指揮監督が間違っていたために、巨大なコンテナ船に気がつかないという重大な誤りが起こり、衝突を引き寄せました。
この3人は事故の責任をとらせるために、軍事裁判にかけるべきと考えます。
この事故に関して、自民党政治家のフェイスブックには、フィッツジェラルドを擁護する意見が多数投稿されました。テロに遭ったとか、非常事態が起きていたのだとか、よくもまあ、これほどのオベンチャラを言えるものだと呆れるほどです。こんな人達が自民党を支持しているのですから、対米追従はなくならないのでしょう。
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