オーストラリアで墜落したオスプレイが見つかる
military.comによれば、海兵隊のMV-22「オスプレイ」が強襲揚陸艦から離陸した後で、オーストラリア、クィーンズランド沖の水域に墜落した後、オーストラリアの測量船は航空機の残骸を見つけたと、当局者は言いました。
「HMASメルビル(The HMAS Melville)」は日曜日に墜落したオスプレイをの位置を見つけ、乗船している王立オーストラリア海軍のダイバーチームが、現場の近くで回収活動を開始したと、第3海兵遠征軍当局者が今朝早くに言いました。
「ダイバーチームのメンバーはUSSボンノム・リチャード(USS Bonhomme Richard)に乗船して、米海兵隊と米海軍と共に計画をまとめました、と遠征軍報道官のエリック・フラナガン大尉(Capt. Eric Flanagan)は声明で言いました。
「ダイバーチームは、今夜、遠隔操作の機材を用いて回収活動を開始する計画を立たています」。
第31海兵遠征部隊の航空部隊、第265海兵中型ティルトローター飛行隊に所属するオスプレイは、定期的な活動の途中で、現地時間の土曜日午後4時頃に、強襲揚陸艦ボンノム・リチャードから発進した後で墜落しました。
オスプレイには第31海兵部隊に配属された26人の兵士が搭乗しており、23人は素早く回収され、残る海兵隊員3人のために捜索救助活動が開始されました。
しかし、11時間の捜索の後、当局者は生存者の捜索を中止し、回収活動へ移行したことを発表しました。
墜落で行方不明の海兵隊員3人の身元はまだ特定されていません。
回収チームが戦死者の遺体を発見したかは明らかではありません。
nbcnews.comによれば、オスプレイはドック型輸送揚陸艦USSグリーン・ベイ(USS Green Bay)に着艦しようとして墜落し、フライトデッキが損傷して使えなくなりました。
記事は前半を紹介しました。
グリーン・ベイは艦の後方にフライトデッキを持っていて、オスプレイはそこへ着艦しようとして、フライトデッキの上に墜落し、それから海中へ落ちた事になります。これは考えにくい事故です。
気象条件が着艦に不向きなら、そもそもオスプレイは着艦しようとはしませんし、グリーン・ベイも着艦を許可しません。おそらく、天候は問題なかったはずです。
フライトデッキが使用不能になるほど壊れたということは、オスプレイがそこへハードランディングをして、その弾みで機体が海中へ落ちたということです。
ヘリコプターモードで、ゆっくりと降下していたところ、急に墜落したのなら、機体のトラブルが最初に考えられます。それもパイロットが対処できないような、急速な速度で落ちたのです。エンジンが故障して出力が落ちたとか、ローターが破損したとか、バードストライクなどが考えられます。
フライトデッキが使えなくなるほどの損傷ですから、ティルトローターがデッキを叩いたとか、火災が起きたとしか考えられません。揚力不足でバランスを崩してデッキに叩きつけられたのです。
これがもっと違った理由なら、米海軍もさらに事故の状況を公表するでしょう。しかし、問題が多いオスプレイが、こういう形で事故を起こした場合、その影響を考えて、情報を出さないようにしていると想像します。
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