国防総省がオスプレイの飛行禁止を検討
military.comによれば、米海兵隊は海兵隊員3人を殺したオーストラリアでの墜落に続いて安全評価を行うためにオスプレイと共にその他の航空機を飛行禁止にするかもしれないと、国防当局者は月曜日に言いました。
「我々は現時点で海兵隊飛行隊で安全を評価する観点からオプションを検討しています。全面的な安全評価は未決定です」と国防当局者は言いました。
米当局者は日本の新しい防衛大臣からの要請も考慮しています。彼は月曜日に、墜落に続いてオスプレイが国内を飛んだあと「多くの懸念」を米軍に述べました。
木曜日に防衛大臣に任命された小野寺五典氏は、事故に続いてこの航空機が国内を飛ぶことを一時的に止めるようアメリカに求めました。
国防省当局者によれば、「我々はまだ多くの懸念を持っています」と、小野寺大臣は在日米軍副指揮官チャールズ・チャロッティ少将(Major General Charles Chiarotti)との会合で言いました。
日本のメディアは、沖縄で飛行が行われたと言いました。そこにはオスプレイ飛行隊が配置される普天間米軍基地があります。
日本の防衛省によれば、海兵隊はコメントの要請に直ちに答えませんでしたが、チャロッティ少将は小野寺大臣に、飛行は作戦上の必要があり、安全は確認されていたと言いました。
記事は前半を紹介しました。
おそらく、全機種の飛行禁止にはならず、オスプレイのみが短期間の飛行禁止措置となると予測します。
飛行禁止は米軍がしばしば行う措置です。F-15の機体に亀裂が見つかった時も全機を飛行禁止にしました。この時は明らかに機体の欠陥でしたから、当然の措置でした。
オスプレイの今回の事故は、機体の欠陥ではなさそうですから、安全を確認するまでの間の措置となりそうです。
ただし、オスプレイがティルトローターという特殊な構造によって、揚力不足になりがちなのは明白で、事故にそれが関係する可能性は否定できません。
CH-47を空中から落とす、1976年にNASAが行った実験で、機体は壊れませんでした(画像はこちら)。沖縄でオスプレイが墜落した事故では、不時着しようとしたのに、機体はバラバラになりました。
今回の事故でも、機体が壊れたことで兵士が致命傷を負った可能性は否定できません。友軍の目の前で墜落し、直ちに救出作業がはじまり、大半は無事または軽傷で救助されたのに、3人は死亡を宣告されました。これが機体の破損によって起きたのは、ありそうな可能性です。
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