北朝鮮核実験場で小規模な地震

2017.9.24
追加 2017.9.25 10:15


 military.comによれば、中国の地震局CENCは土曜日、震源の深さが0の、マグニチュード3.4の地震を北朝鮮で探知し、それを「爆発の可能性あり」と呼びました。

 震央は北朝鮮の核実験によって引き起こされたと分かった9月3日の先の浅い地震とほぼ同じと、新華社通信社は言いました。

 地震はアメリカのドナルド・トランプ大統領(President Donald Trump)と北朝鮮の指導者、金正恩(Kim Jong-Un)の平壌の核開発の野望に関するますます好戦的なレトリックの日々の後に来ます。

 しかし、それは同じ規模の震動を記録したが、自然な地震だと判断した韓国気象庁(KMA)と、意見にいくらか初期的な相違があるようでした。

 地震は、ここ数週間の日本を越えるミサイル2発の発射と今月の6回目で最大の核実験により、平壌の武器計画をめぐる急上昇する緊張の中に来ます。

 9月の3回目の試験は北朝鮮の最も強力な起爆で、国境を越えた中国で感じられた、マグニチュード6.3強の地震を引き起こしました。

 independent.co.ukによれば、匿名を希望した韓国の当局者は「我々は地震が自然か人工かを言うためにいくつかの手法を用います」といいました。(韓国気象庁によると、地震があった時刻は23日午後5時29分頃)

 聯合ニュースによれば、韓国気象庁は23日、同日午後5時29分(日本時間)ごろ、北朝鮮北東部、咸鏡北道・吉州の北北西233キロでマグニチュード(M)3.0の地震が発生したと伝えた。咸鏡北道吉州郡の豊渓里には核実験場があるが、同庁の地震火山センター長は「波形を分析したところ、自然地震だった」と話している。

 震源は北緯41.14度、東経129.29度という。気象庁は地震の規模が大きくなく、観測網から外れていたことから震源の深さを明らかにしていない。

 同庁の地震専門分析官は「今回の地震は自然地震の際に表れるP波とS波がはっきりと出ている。(核実験などによる)人工地震で観測される音波も発生していない」と説明した。

 ただ、中国の地震局が今回の地震は爆発によるものと発表していることから詳細な分析を進めている。

 朝鮮日報によれば、気象庁は当初、M3.0と発表したが、同3.2に修正した。震源は北緯41.14度、東経129.29度から、同41.351度、同129.056度に修正した。地震の発生場所は6回目の核実験が実施された位置の北北西6キロ付近という。


 何か情報があるかと思って読みましたが、国内報道と大差はありませんでした。

 日本の気象庁は特に何も発表していないようですが、感知はしているとは述べています。

 朝日新聞がその後、次のように韓国気象庁の見解を報じ、これが結論と考えてよさそうに思えました。

  • 北朝鮮北東部で23日に起きた地震は計2回
  • 北朝鮮が3日に行った6度目の核実験の影響で発生した
  • この地震の前の23日午後1時43分ごろにもM2.6の地震が起きていた

 前回の核実験で地中に不安定な要素が生じ、それが時間が経過して動いたという見解です。私もそう思います。

 核爆発など巨大な爆発が地中で起きると、熱と圧力で地中に大きな空洞ができます。その空洞が周囲からの重さで崩落するなどして地震が起きた可能性があります。

 同じ場所で連続的に2回の爆発があったことは、実験による可能性が低いことを連想させます。そういう形の実験を想定しにくいからです。2つの爆弾を埋めて、片方を爆発させれば、それによってもう一つが破壊されてしまうからです。 

 

 


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