米海軍が戦闘ストレス治療に犬を活用

2018.1.19


 military.comによれば、米軍は戦闘ストレスによる治療や自殺防止のために医療用の犬を活用しています。

 毎日、ブラッド主任(Senior Chief Brad)は海軍隊員と海兵隊員に、彼らがいつもの医師の予約のために軍診療所へ入ってくると挨拶をします。

 一日中、彼はぐるぐると歩き回り、待合室で椅子に座る患者を訪れ、短い時間、彼らと寄り添います。

 彼らが落ち込んでいると感じたら、彼は行動を起こします。

 でも、彼は医療のプロではありません。

 彼は最初に盲導犬、PTSDのセラピー犬として、現在はストレス犬として訓練を受けたゴールデンリトリーバーの雑種です。

 国防総省によると軍隊の中の自殺が2013年以降急増しているため、メリーランド州のアンドリュース統合基地(Joint Base Andrews)の診療所は極度のストレスに立ち向かう隊員を嗅ぎ分けるために秘密兵器……犬を見出しました。

 ブラッド主任が誰かが落ち込んでいると感じると、彼はハンドラーのボビー・ロング主任(Chief Bobby Long)にすぐに警戒を促します。

 医療テクニシャンのロングは彼らが医療支援を必要とするかを判断するために患者に助言します。

 「少し余分な注意を必要とするとか、興奮、ストレス、鬱の徴候を示しているかもしれない人々は、それが何であれ、彼はその品物に本当に集中し、私の注意を求めます」とロングは言いました。

 「その背景にある科学の一部は、犬は強いストレスを感じる時に人々が発するフェロモンに気がつけることを示し、一部の科学はボディランゲージ、人々が委ねる合図を指摘します」。

 「Southeastern Guide Dogs」のマネージャー、キム・ハイド(Kim Hyde)によれば、この能力を持つ犬は全土に29匹だけです。

 「主任みたいな犬は実際に、とても沢山見られる、感情的な傷を持って戻った隊員を助けています」と、ワシントン海軍航空施設(Naval Air Facility-Washington)の指揮官、ロバート・クーガン大佐(Capt. Robert Coogan)は「Fox News」にいいました。

 クーガン大佐はアンドリュース統合基地の隊員4,000人の福祉を調整するに責任を負います。


 記事は前半だけを紹介しました。

 継続的な戦争を実行中の米軍は、常に戦闘ストレスに関連する治療を実施しています。そのためには、あらゆる手段を用います。今回は犬を使う方法を具体化しています。

 反面、戦闘ストレスの患者がいない自衛隊には、そういう犬はいません。しかし、太平洋戦争で精神に異常を起こした人は、数は減ったものの、現在もいます。

 自衛隊も実戦を行えば、それが防衛戦争か別の戦争かに関係なく、戦闘ストレスに関連する患者を持つことになります。そのため、この種の問題に対する感覚が鈍く、十分な制度も確立されていません。

 有事のことを考えると、私は頭が痛くなります。日本政府はあまりにも手段を持っていません。問題は必ず起こります。

 

 

 


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