米軍がさらにメキシコ国境へ派遣
military.comによれば、米国防総省は金曜日、800人以上と報じられる追加の兵士を、大半が中央アメリカ人の越境しようとする数千人のキャラバンの到着を未然に防ぐ連邦職員を支援するために南部国境へ送ると発表しました。
声明の中で国防総省は、現役兵と州軍隊員を混ぜた追加の兵士は、すでに国境にいて、法執行権限はないものの税関国境警備局を支援できる約2,100人の州軍兵に加わります。
声明は、追加の兵士がどこから来るのか、いつ彼らが派遣されるとかどれだけ滞在するのかについて、詳細には触れませんでした。
金曜日の二段落の国防総省の声明は、マティス長官は国境沿いで警備局が継続中のガーディアン・サポート作戦(Operation Guardian Support)ために「任務拡張能力」を承認したといいました。
能力は計画支援、一時的な障壁、障害物、フェンスでの工兵の支援を含むと、声明は言いました。
加えて、軍隊は警備局の要員とトリアージと治療のために医療チームを移動するために固定翼機と回転翼機の支援と、患者の商用輸送の用意を提供されるでしょうと、国防総省は言いました。
軍隊は指揮統制施設、警備局の要員の一時的な宿舎、警備局の要員のための個人防護装備も、警備局の支援において米北部司令部の指示であらゆる支援をすると声明は言いました。
金曜日早くに、ジム・マティス国防長官(Defense Secretary Jim Mattis)はドナルド・トランプ大統領(President Donald Trump)の後援でキルステン・ニールセン国土安全保障省長官(Homeland Security Secretary Kirstjen Nielsen)からのさらなる支援の要請を認めました。
ニールセン長官は金曜日、フォックスニュースに、警備局による積極的な行動を通じて「我々は我々のシステムを保護するための主権を持っています」が、彼らが捕らえられるとしても「我々は今現在、人々を撃つためのいかなる意図も持っていません」と述べました。
「しかし、私は我が警察官と職員、彼ら個人の安全を極めて深刻に考えます。彼らはもちろん、彼ら自身を守るための能力を持っています」と彼女は言いました。
過去の国防総省の声明は、国境の州兵は実際の逮捕には関与しませんが、彼ら自身を守るための権利は持つと言いました。
議会の共和党議員たちはすばやく兵士の派遣を支持しました。
「メキシコは自身の領域の安全を確保して、このキャラバンを引き換えさせるべきです」が、兵士の派遣は予防措置として必要でした、と下院軍事委員会議長のマック・スローンベリー上院議員(Rep. Mac Thornberry・共和党・テキサス州)は言いました。
スローンベリー上院議員は、トランプ大統領の行動は、2010年のバラク・オバマ大統領(President Barack Obama)と2006年のジョージ・W・ブッシュ大統領(President George W. Bush)が命令した国境への同種の派遣に合致していたと言いました。
「我々の法に反して、何千人もの人々がアメリカ南部国境を越えるのを許すのは、人々を彼らの家と中央アメリカの国々から追い出す難しい状況に対する安定した解決ではありません」とスローンベリーは言いました。
11月6日の中間選挙に先立ついくつかの集会で、トランプ大統領はキャラバン問題を強調し、国境を超えて殺到する違法な移民を警告しました。
木曜日のツィートで、トランプ大統領は「民主党がアイデアを出した法律は我々に国境で人々を止めることを難しくした」と言い、彼は彼が国家非常事態と呼ぶものに対応するために軍隊を用いていると付け加えました。
任務の内容からすると工兵部隊と航空部隊が送られるようにみえますが、発表がない以上は不明のままです。しかし、大統領が「国家非常事態」という言葉を用いているのは非常に不気味です。越境しようとする者に対して軍隊が発砲するよう命じるのではないかと考えられるからです。
米軍は、これは中間選挙に先立って、なにか成果がほしい大統領の意向でしかなく、積極的な介入は避けて、警備局の候補支援に徹したいと考えているかもしれません。なにしろ、トランプは国境に壁をつくると選挙期間中に宣言していますから。
アメリカでは連邦軍は警察権を持ちません。それは州軍に与えられていますから、すでに派遣された部隊が州軍が中心なのはそのためです。大々的な派遣は自国民に不安をもたらすという懸念も米軍は持っているはずです。
直ちに強硬的な手段がとられることなないでしょうが、これが将来の行き過ぎた行動につながらないよう、しっかりと見ていく必要はあります。
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