敵を虐殺したシールズ隊員の裁判が開始へ
military.comによれば、昨年、負傷したイスラム国戦闘員を死ぬまで刺したとされる海軍シールズ隊員は、非戦闘員2人(1人は女性)を撃ち、人の死体の隣で写真をとるためにポーズをとって再入隊の記念式を行ったこと、規制薬物の所持でも起訴されました。
最初に「Task and Purpose」が入手して報じた起訴状はエドワード・ギャラガー(Chief Special Warfare Operator Edward Gallagher)が2017年の派遣で、海軍特殊戦グループ・ワンと共にイラクのモスル(Mosul)地区で、様々な場面で非戦闘員に武器を撃ちもしたと主張します。
派遣中とその翌年の間、彼は部隊のメンバーに調査官に話をすることを思いとどまらせようとすることにより、彼の不正行為とされることの調査を妨害しようとしたとされます。
「Navy Times」は9月、最初にシールズ隊員が、イラクで拘束者を処刑したという主張の中、カルフォルニア州のミラマー(Miramar)海軍合同営巣に拘禁されたと報じました。
メディアは今週、十数人近くの現役と元シールズ隊員が、サンディエゴ(San Diego)で水曜日朝にはじまるギャラガーの第32条調査審問のために待機していると報じました。
2番めのシールズ、ジェイコブ・ポーティエ中尉(Lt. Jacob Portier)も犯罪とされていることへの関連で逮捕されていると、「Task and Purpose」は10月に報じました。
10月2日付けの新しく掘り起こされた起訴状によると、2017年5月3日にギャラガーは負傷したイスラム国戦闘員をナイフで首と胴体を刺したとされる計画殺人で起訴されています。
彼は非戦闘員2人(1人は男性、1人は女性)を、その年の6月と7月に別の場面で彼の火器で撃ったという危険な武器での攻撃的な暴行2件で起訴さました。
かつてない仕様の3通の起訴の中で、ギャラガーは人の死体と一緒の写真のためにポーズをとり、死体の隣で再入隊式典を完了し、その上でドローンを操作しました。
これらの犯罪とされるものは、彼が拘束者を殺したとされるのと同じ日に請求されます。「Task and Purpose」は、ギャラガーが殺された男と一緒にポーズをとることを示すとみられる写真と彼を殺すのに使ったとされるナイフを含めて検察官が示した証拠を報じました。
起訴状によれば、ギャラガーは、処方箋が必要な鎮静剤の塩酸トラマドール(Tramadol Hydrochloride)を使い、注射可能なテストステロンのサスタノン250(Sustanon-250)を所持したともされます。
今日はじまる審問はギャラガーが基礎に関して軍法裁判にかけられるかどうかを決めるでしょう。
この件は前にも紹介していましたが、いよいよ裁判がはじまります。
被告の顔はみたところでは、凶暴性は感じられません。それがこうした異常な行動を行っていたことは、薬物の影響を連想してしまいます。鎮静剤は戦闘ストレスから逃れるために用いられ、男性ホルモンのテストステロンはギャラガーが少しでも筋肉を増やそうとしていたことが分かります。
本人はかなりの戦闘ストレスを抱え込んでいて、それが犯行の引き金になった可能性があります。彼がどれくらい戦場にいたのかが気になるところです。米軍の研究では150日間の戦闘経験で兵士は戦闘意欲を失うことがあります。その手前でPTSDによる異常な行動もみられます。
ギャラガーが限界に近づいていたのかどうかは法律問題とは別に気になります。
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