米空軍訓練基地にアルコールが蔓延

　military.comによれば、調査報告書によれば、「危険な」監督、アルコール消費とすばやくパイロットを訓練する圧力すべてが、テキサス州、ローリン空軍基地（Laughlin Air Force Base）の指揮官３人が今年早くに解任される結果になった第47飛行訓練隊の将校の非行行為容疑に寄与しました。

　空軍の航空教育・訓練軍団（AETC）は金曜日、ひどく編集された飛行隊の指導層の文化に関する27ページの指揮官命令による調査を公表しました。報告は強い圧力、速いテンポの訓練環境における指導層のギャップがあり、アルコール消費を含んだ危険な習慣を導いたことを示しました。

　結果として、一つの空軍の主要なパイロット訓練隊で３人の指揮官が10月31日に交代させられました。

　航空教育・訓練軍団の指揮官、スティーブン・ワスト中将（Lt. Gen. Steven Kwast）は、第47飛行訓練隊指揮官の第チャールズ・ベリノ大佐（Col. Charles Velino）が作戦グループ指揮官と飛行訓練飛行隊指揮官と共に交代させられました。発表の中で名前が出ていないものの、空軍の発表によれば、ロバート・パカレック大佐（Col. Robert Pekarek）が2017年６月にローリン基地の第47作戦グループ指揮官に任命されていました。空軍は彼も指揮を解かれたことを認めました。

　「増える作戦のテンポと共に空軍の資源と時間の制約の中で、指揮官たちが空軍のコア・バリューを促進し、尊厳と敬意を具体化する理想を広めることを示す（第19空軍の中に）多くの輝点がありました」と報告書は述べます。「しかし、礼を欠いた小さな孤立地帯が未だに存在し、抑制が効かず、訂正されないならば、有害な訓練文化へとなり得ます」。

　当局者は空軍要員とその他の専門家の訓練を監督する第19空軍基地の各地を訪問し、学生パイロット訓練計画に関係する数百人の下士卒の空軍隊員と多くの将校に聞き取りを行いました。彼らはとりわけ、監督の欠如、望まない接近、いじめと飲酒を知ったと、報告書は述べます。

　「調査は規則と規律の消滅を引き起こした最近の将校の非行行為と関連した因果連鎖を確立するために、第47飛行訓練隊で飛行訓練を調べました」と報告書はローリンの問題について言いました。「将校の非行行為を引き起こした根本的な原因は、指導層が環境を適切に評価せず、尊厳と敬意の文化を確立する機会を逸したことでした」。

　報告書によれば、アルコールは主要な触媒でした。

　「多くの者が将校が下士卒よりも多く飲酒し、学生パイロットを男子学生の社交クラブの少年とみなしていると感じました。アルコール耽溺に関連する非行行為では、将校は罰せられないという認識が存在しました」と調査官は第47飛行訓練隊について書きました。

　「訓練の節目に関係したアルコール消費はアルコール耽溺を魅力的にしたようで、それはローリン空軍基地で最も顕著でした」と報告書は述べます。「指揮官がアルコール関連の発生のさらなる加速を防ぎ、我々の航空隊員を更生させるために非懲罰の行動を適用しなかったときに危険な監督が起こりました」。

　５月に、当局者は性差別とハラスメントの申し立てで２件の連続した調査を開始しました。

　「申し立ては女性学生パイロットへの性差別と敵対的な活動環境を含みました」と特定の事件を引用せずに報告書は述べます。

　11月、AETC当局は女性航空隊員がパイロット訓練隊で敵対的で危険な環境を構成する飲酒を伴うイベントの間に、同僚の航空隊員によって不適切なコールサインを与えられたことを認めました。

　ワスト中将が指揮官が指揮官が解雇されたのに引き続いて、品のない名前が女性隊員のコールサイン（パイロットに与えられる伝統的なニックネーム）として使われたとサン・アントニオ・ニュースに話したとき、女性パイロットへの中傷のニュースが表面化しました。

　女性隊員は脅されたようには感じず、彼女に与えられた名前は「大げさ」だと感じなかったと言いましたが、空軍当局はそれが受け入れられないものだと知っていたと、ワスト中将は言いました。

　「我々はすべてがそうであることを知っています」と彼はエクスプレス・ニュースに語りました。「そして、人々が彼女の上で権限を持つ人達が彼女に名付けたのですから、彼女は将来の職務が危険にさらされるかもしれないと感じたために、彼女はそれが大げさではなかったと感じたと言ったかもしれません」。

　伝えられるところでは、事件は隊員たちが酔っ払った飲酒を伴うイベントの間に起こりました。

　「コールサイン事件は調査の間に暴露された別個のイベントでした」と報道官のジェニファー・ゴンザレス（Jennifer Gonzalez）は11月７日にMilitary.comに言いました。

　第47飛行訓練隊は第19空軍の下で、T-1A「ジェイホーク」、T-6A「テキサンII」とT-38C「タロン」を監督する、サン・アントニオ＝ランドルフ統合基地（Joint Base San Antonio-Randolph）に司令部を置く主要な部隊です。

　問題が報告された時点で、指揮統制のかなりの部分が他の場所で一時的に任務中であり、それは飛行隊内に困難を起こしました。

　「本来の基地に飛行隊の指揮官がいないことは、飛行隊指揮官が指揮官チームに関係を確立したり、第47飛行訓練隊の文化を理解することで、第47飛行訓練隊の課題と機会を明白に期待を抱いたり、学ぶのを許しませんでした」と報告書は述べます。

　それでも、非行行為は責任がある当局者によって見落とされて行きました。

　報告書によれば「多くの場合で、第47飛行訓練隊の指導層は権限を放棄しました」「放棄は指導層が行動すべきときの認識の欠如と、権限と権限の委任の誤解の両方でした」。

　報告書によれば、困難な環境の下ですら、未だに指導者たちには介入した機会はありました。

　「パイロットを生み出すことを指揮官が強調したことは、飛行隊、グループ、分隊レベルで指導するための重大な機会において指導層の能力を妨げました」と報告書は言いました。

　「次世代の航空隊員を訓練する指導者たちは訓練環境が尊厳と敬意の文化を満たし、学習と指導の雰囲気を促進することを尊重するのを確実にしなければなりません」と当局者は言いました。

　時間がないので簡単に書きます。

　最近、民間のパイロットの飲酒が問題になりましたが、これは米軍での問題です。パイロットの世界は我々が考えているのとは、かなり異なっていると考えた方がよさそうです。

　また、米空軍の中にも女性蔑視の風潮がかなりあることも推察できます。軍のパイロットが飛行機雲で空にベニスを描いた事件がありましたが、これもその一つです。

　こういう環境の人たちが在日米軍にもいると考えなければなりません。

　また、我らが自衛隊の環境がどうなのか。そんな問題も提起しています。