次世代ヘリコプター計画は秋に進展か
military.comによれば、米陸軍高官は最近、議員たちに軍はこの秋、次世代ヘリコプター計画のために産業界へ提案の要請を発表できなければならないと言いました。
陸軍は2014年に、UH-60「ブラックホーク」、CH-47「チヌーク」、AH-64「アパッチ」の現在の飛行隊を、洗練された、ロシアや中国のような敵との大規模な紛争で生き残る能力を持つ回転翼航空機と置き換えるために未来の垂直上昇機計画を開始しました。
下院歳出委員会の国防小委員会前に先立つ最近の公聴会で、メリーランド州選出の民主党議員、C・A・ダッチ・ルパーズバーガー(Rep. C.A. Dutch Ruppersberger)は、この計画が予定よりも遅れるかも知れないという報告を聞いたと言いました。
「私はこの計画の状態に関する、いくつかの矛盾する報告を読みました」とルパーズバーガーは言いました。
「私はそれが巨額な2019年の予算に含まれると理解しますが、私はこの計画のための陸軍の意図についていくらかの説明を得るのを望みます」。
陸軍参謀長、マーク・ミレー大将(Gen. Mark Milley)は、合同垂直上昇機計画は軍にとって高い優先順位があり、それはこの秋に前へ進むことになっていると言いました。
「提案のための要求とその全ては初秋のあたりで決定されることになっており、これらのタイムラインに合わせることは順調です」と彼は言いました。
ミレー大将は、現在のブラックホーク、チヌーク、アパッチは素晴らしいヘリコプターであり、陸軍は予見できる未来にそれらに資金を投じ続けるだろうと言いました。
「しかし、特にほぼ同等の競合者に対する場合は、未来の作戦環境は大きく異なることになっていると、我々は考えます」と彼は言いました。
「そこで、我々は第一に生き残れる航空機を必要とします。我々は二重に設計された航空機も必要です。つまり、有人とおそらく自立式で無人の両方のロボット・ヘリコプターです」「我々は今日の現存する回転翼航空機よりも早く飛べる航空機が必要です」とミレー大将は言いました。「さらに、我々は対空防御を避けるために飛行中と、、侵入して着陸地点からくる激しい地上放火を生き残るために両方で着陸地点で機敏な航空機が必要です」。
ミレー大将は陸軍が計画のために「かなり強固な要求を出した」ことをを認め、産業界はこのプロセスに大きく関わっていると言いました。
次世代ヘリコプターについて新しい情報があるかと思って訳しましたが、基地の事実が中心とわかり、記事の半ばで読むのを止めました。
しかし、この記事からは米議会が武器の開発の段階から大きく関わっっていて、軍が質問に対して十分な答えをすることが分かります。質疑は公開の場で行われています。日本では見られない光景です。
最近、オスプレイやイージス・アショアなどの調達に関して、不透明な環境で、非合理的な装備の選定がなされています。何を何のために所有するのかについて、政府関係者がどう考えているのかが何もわからないのです。
離島防衛のためにオスプレイを使うというものの、オスプレイは少量の荷物しか運べません。イージス・アショアはなぜか日本の中枢部よりも、グアムとハワイに向かう弾道ミサイルを迎撃するのに最適の場所に配置されます。
アメリカなら、このような自国に利益をもたらさない決断は避けることでしょう。
平和国家と言いながら、日本は不透明な理由で武器を選定する国になっているのです。本当に不思議な事です。
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