米朝会談実現は未だ不透明のまま
military.comによれば、韓国でのフォール・イーグル演習(Foal Eagle)は5月末のドナルド・トランプ大統領(President Donald Trump)と北朝鮮の指導者、金正恩(Kim Jong-un)との不確かなサミットと重なるのを避けるために期間を短くするかも知れません。
月曜日の謎めいた共同声明で、ジム・マティス国防長官(Defense Secretary Jim Mattis)と韓国の宋永武国防部長官(Defense Minister Song Young-moo・ソン・ヨンム)は、通常3月1日に始まり、2ヶ月間行う合同演習は4月1日に始まると言いました。
声明は演習の終了日を提示せず、過去の演習のようにアメリカの航空母艦と原子力潜水艦が参加するかどうかは不明です。
しかし、韓国のメディアは、軍報道官を引用し、水曜日にフォール・イーグル演習は4週間に限定され、4月末には終わると報じました。
指揮統制シミュレーションを行う別のキー・リゾルブ合同演習(Key Resolve)は4月末の前に終わるだろうと、報道はいいました。
朝鮮日報によると「フォール・イーグル合同野戦戦訓練演習は4月を通して1ヶ月間行われ、キー・リゾルブ四季署演習は4月中旬から2ヶ月間続きます」と韓国軍報道官はいいました。
火曜日、国防総省報道官、クリストファー・ローガン中佐(Lt. Col. Christopher Logan)はメデイアに、フォール・イーグル演習とキー・リゾルブ演習は過去の都市と同じ規模、範囲、期間で行われると言いました。
フォール・イーグル演習は何十年も毎年行われました。
1991年と2000年代には、演習はよく1ヶ月間か短くは1週間行われましたが、近年、それらは半島の緊張が高まったので増加しました。
フォール・イーグル演習は現在、通常3月1日に始まり、4月30日まで続きます。
昨年、3,600人の米兵がフォール・イーグル演習2017(3月1日~4月30日)のために、そこに拠点を持つ兵士に加わるために韓国に派遣されました。
国防総省によれば、総計11,500人の米兵が合同演習で290,000人以上の韓国軍に参加しました。
1月、マティス長官と宋長官はフォール・イーグル演習は、北朝鮮チームが参加するオリンピックとパラリンピックと重ならないように、通常の開始日3月1日から延期されることに合意しました。
外交的なオリンピックの開会式を機会にとらえた韓国の文在寅大統領(President Moon Jae-in)は、金正恩と会うために平壌へ特使を送ることを示し、トランプがアメリカの大統領が北朝鮮の指導者と共に座る最初の外交となるサミットに合意するという、今月初旬の衝撃的な発表をもたらしました。
平壌での金正恩との会合を導いた韓国の国家安全保障顧問、鄭義溶(Chung Eui-yong・チョン・ウィヨン)は3月8日にホワイトハウスで、金所ぬんは定期的な米韓合同軍事演習は続けなければならないと理解していると言いました。
鄭は金正恩がトランプとの会合をもたらすために核兵器とミサイルの実験を停止することに合意したとも言いました。
ホワイトハウスは会合が半島の非核化に集中すると言いました。
military.comによれば、北朝鮮はトランプ大統領と金正恩との間の不確かなサミットを含む予想外の和平の序曲に関して水曜日に沈黙を破る一方で、アメリカの圧力が進展につながったことを否定しました。
北朝鮮のプロパガンダメディアである韓国中央日報は、突然の懐柔的な動きはすでに望むものすべてを手に入れた政権による自信の表明だったと言い、核兵器と弾道ミサイル兵器の強化を引き合いに出したとみられます。
トランプと金正恩のサミットに直接には言及せず、中央日報は北朝鮮とアメリカの関係の徴候だけでなく、南北朝鮮関係の最近の大きな変化を指摘しました。
中央日報はこの機会が制裁と圧力の結果として起きたことを否定しました。
アメリカの最大の圧力キャンペーンが対話の可能性につながったとの主張は、月に吠える犬と同じほど意味がありませんでした、と中央日報は言いました。
北朝鮮はトランプが3月8日の会談への合意以降、提案されたトランプ=金サミットについて沈黙していました。
北朝鮮の声明は韓国でのフォール・イーグル軍事演習が5月末の不確かなトランプ=金サミットと同時になるのを避けるために短期間になるかも知れないという報道の中でありました。
韓国のメディアは水曜日に、演習は提案された対話の周辺に広い余地を減らす努力となるかも知れない、伝統的な2ヶ月間ではなく、ちょうど1ヶ月間行われると報じました。
二つの記事をまとめて紹介しました。
北朝鮮が様子見の態度をみせているようです。
先に、トランプ政権は階段の前に具体的な行動が必要だと言いました。それに対して、北朝鮮は何も答えていません。とりあえず、圧力で対話に応じた訳ではないと主張しただけです。明らかに、態度を保留して、アメリカの出方を観察しているのです。
「望むものすべてを手に入れた」という記述は明らかに事実と異なります。すでに北朝鮮の非都市部では物資は不足しています。
アメリカと韓国は合同演習の規模や期間を減らして、餌をまいています。
しかし、会談が実現するかどうかは分かりません。私にはまったく安心できない状況のように見えます。
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