シールズ隊員ら11人が違法薬物陽性反応
military.comによれば、米海軍シールズ10人と海軍特殊作戦軍の隊員1人がコカインとメタンフェタミンで陽性と判定されたと、海軍報道官が言いました。
「3月から4月の複数の命令による薬物試験の間、東海岸に拠点を置く海軍特殊作戦部隊の隊員11人が規制薬物の陽性反応が出ました」とタマラ・ローレンス中佐(Cmdr. Tamara Lawrence)は声明で言いました。
「我々は違法薬物の使用はゼロ容認方針をとっており、これらの個人らは行動に責任をとらされるでしょう」と声明は続けました。「我々は薬物試験手順に確証があり、指揮下にある隊員すべてに、違法薬物はシールズの気風と海軍に合致しないことを悟らせ続けます」。
米軍精鋭部隊が下士卒の中で薬物使用が問題になるのは初めてではありません。
最初にシールズと海軍隊員の陽性反応を報告した「the U.S. Naval Institute」によれば、2016年、東海岸のシールズは薬物使用の調査をするために活動を休止しました。
2017年4月、CBSは薬物使用に反対する報告をしたり、公言することは、キャリアを断つことだと言ったシールズ界の隊員を取り上げました。
シールズのくすぶる薬物使用スキャンダルは11月に議会に懸念を引き起こしました。
上院軍事委員会のロードアイランド州選出、ジャック・リード上院議員(Sen. Jack Reed)は米特殊部隊の作戦のテンポは信じられないくらいだと言いました。
「半年以内に複数の派遣、一部の人たちは半年ごとに派遣されると考えれば、その中とそれ自体は多くの悪い結果を生みます」と彼は付け加えました。「そして、これらの派遣の中に休息が見えないのです」。
休暇の頻度や期間と兵士の精神状態に関係があることは、古くからいわれています。
いわゆる「戦闘慣れ」は実際には存在せず、兵士は長期間戦闘にさらされると、戦闘をおこなう気力を失うとされています。休暇を増やすと、それは少し改善できるはずです。
兵士が薬物に手をのばすのは、アルコールでは解消できないストレスを手軽に消し去ろうとするためです。
コカインは爽快感を得られるので、戦闘から来る不安を一時的に消してくれます。メタンフェタミンは日本では「ヒロポン」として知られている麻薬で、中枢神経を刺激するので、戦闘で萎えた気力を簡単に取り戻せます。しかし、いずれにしても副作用が危険なので、手を出すべきものではありません。
原因が分かっているのですから、米軍は任務の頻度を減らすなどの対処をすべきでしょう。果たしてそれが可能かどうかが問題です。
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