フィッツジェラルド事故で戦術行動士官が裁判へ

2018.7.24


 military.comによれば、隊員7人を殺した2017年の事故の間に米海軍駆逐艦に乗船していた2番目の将校が軍法裁判に向かっています。

 誘導ミサイル駆逐艦フィッツジェラルドの元戦術行動士官、ナタリー・コームス中尉(Lt. Natalie Combs)は、死者を出し、艦を不適切に危険にさらした結果、職務怠慢で起訴されています。

 彼女は月曜日にワシントン海軍工廠での審問の間に罪状認否をしませんでしたが、後にそうすることに決めるかもしれないと、海軍法務部長のオフィス報道官、パティ・バブ(Patty Babb)は言いました。

 起訴状によると、コームス中尉は2017年6月17日夜、安全な速度と機動勧告を伝え、効果的な見張りの原則を実行する任務を持っていました。

 起訴状は、中尉は艦長の命令と規則マニュアルに怠慢で従わなかったと主張します。

 職務怠慢は駆逐艦が日本沖合でコンテナ船とぶつかったとき、隊員7人の死をもたらしたと、起訴状は述べます。

 彼女の軍法裁判は2月25日に予定されます。

 「被告に対する起訴は主張に過ぎません。有罪が立証されるまで被告は無罪とみなされます」と、国防総省報道官のクリスティーナ・シアーズ中尉(Lt. Christina Sears)は声明で言いました。

 コームス中尉は命を奪った衝突の後、今月公式に起訴される二番目のフィッツジェラルドの将校です。

 艦長のブライス・ベンソン中佐(Cmdr. Bryce Benson)も、彼がコームスと同じ統一軍紀法典第92条、110条の2条で起訴されたあとで高等軍法裁判に付されました。

 ベンソン中佐は7月10日の審問で無罪を主張しました。

 海軍当局は先に、コームス、ベンソンそその他の将校に対して過失致死を追求しました。

 衝突の懲戒処分を監督するよう海軍から指名されたジェームズ・コールドウェル大将(Adm. James Caldwell)は、これらの起訴を追求しないと決定しました。


 記事の後半は既出だったので省略しました。

 司法手続きの進展で新しい情報があるかと思いましたが、特別な情報は見いだせませんでした。粛々と手続きが進んでいるという感じです。コームス中尉が今後、有罪と無罪どちらを主張するのかが注目されるところです。

 


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