マティス長官がNATO諸国を擁護

2018.7.29


 military.comによれば、ジム・マティス国防長官(Defense Secretary Jim Mattis)は水曜日夜、第二次世界大戦以降にアメリカが得た同盟国は米国防総省の国防戦略の主要な部分のままであると言い、NATOのパートナーを国防に過小な出費しかしないという、最高指揮官の批判に反論しました。

 「私は何度も、アメリカのために戦う名誉を得ました。私は単にアメリカの隊列の中でだけ戦いませんでした」と、マティス長官は「the Center for the National Interest」の2018年度功労賞を受け取る時に聴衆に言いました。

 「歴史は明白で、同盟を持つ国家は反映し、持たない国家は廃れますから、偉大な世代はとても多くの借りがあるこれらの同盟国を作りました」と彼は付け加えました。

 マティス長官のコメントは、ドナルド・トランプ大統領(President Donald Trump)の7月初旬のブリュッセルでの会合でのNATO諸国を非難する発言と対立しました。

 トランプ大統領は、アメリカはヨーロッパ人に補助金を出すにはあまりにも多く、何百億円も支払い、NATO諸国にGDPの2パーセントを国防に費やすという約束を守るよう求めるとツィートしました。

 国防総省の2018年国防戦略の優先事項の一つは、アメリカの既存の同盟を強化して、新しいパートナーシップを作ることを求めます。

 しかし、彼は最近はアメリカとパートナーの間の緊張を大局的に見ようとして、本当の同盟は意見の相違を生き残るだろうと付け加えます。

 「信頼できる誠実な同盟は常に第二の問題で意見の相違を持ちますが、今日の議論が前代未聞と信じる人たちは歴史を十分に読んでいませんでした」とマティス長官はいいました。

 「太陽の下に目新しいものはありません。我々が直面するものは、1956念のためスエズ危機、1970年代のユーロミサイル議論より難しくはありません」。

 「我々と同じく、我が同盟はぼんやりと現れる危険を認識しています」と彼は言いました。

 「そして、ヨーロッパから太平洋まで、伝統的、非伝統的なパートナーはいま、民主主義が共に団結するとき、さらに国防に費やしています。北ヨーロッパの土地からインド洋、太平洋まで、我々はより強い軍事的結びつきを構築しています」。

 しかし、強力な同盟は効果的な国防戦略の一部に過ぎないと、マティス長官はいいました。

 「我々は軍の準備を復活させ、さらに致命的な力を構築しています。我々の敵は知らねばなりません。我々の外交官と活動してください。あなたたちが民主主義における我々の実験を脅かし、我が軍が最前線に引きつけられれば、あなたたちの最も長い、最悪の日々になるでしょう」と彼は言いました。

 「能力をもつ軍隊は紛争を抑止する鍵です」。

 我が軍は、抑止と安定性を拡大し、戦争を避けるために最良の方法である戦い、勝つための準備が整った状態に戻っているところです。


 少し遅れてしまいましたが、この記事を紹介します。

 またまた、マティス長官が政権内で孤立しているように見える話です。トランプ大統領がNATO諸国をこき下ろしたのを必死で否定しています。

 トランプの交渉術はビジネスマン時代と何も変わりません。国家安全保障上の理論なんか関係ありません。自分のビジネス感覚しか信じないトランプには「相手からは譲歩を引き出し、自分は妥協しない」という信条は曲げられないのです。

 日本に対しても、もっと負担しろと言っていますが、トランプはこのワンパターンです。

 そろそろ、元軍人たちも子守ができなくなる頃です。中間選挙までには何かが起きるかもしれません。

 


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