アフガンのイスラム国首都を占領
military.comによれば、米軍とアフガン軍の特殊部隊が最大の統合作戦の一つにおいて、イスラム国が地元の首都と主張した拠点を確保したと、軍当局が土曜日に言いました。
構成で米軍、アフガン軍の兵士は負傷しませんでした。ナンガルハル州(Nangarhar)のデ・バラ地区(Deh Bala)のグループの首都と称する町、ガーゴレイ(Gurgoray)への複雑で多方面からの攻撃となった攻勢でイスラム国グループの戦闘員167人が殺されたと米軍は言いました。
「2ヶ月前、この地区はダーイシュによって支配されました」と、アフガン東部のNATO軍指揮官、ジョン・W・ブレナン・ジュニア准将(Brig. Gen. John W. Brennan Jr.)はデ・バラの特殊作戦前哨で言いました。「我々は彼らを山へ追いやりましたから、彼らはここの人々を傷つけられません」。
米軍とアフガン軍の攻勢は5つの特殊部隊チームと3つのアフガンコマンド中隊が参加しました。合計で600人の米陸軍特殊部隊、グリーンベレーが4月に始まり6月まで続いたこの任務に参加したと、米軍当局者は言いました。
米特殊部隊とアフガン軍コマンド部隊、警察が配置された検問所は現在、デ・バラ峡谷の上の高地へあげられ、米戦闘爆撃機はイスラム国の残兵による活動を鎮圧するためにガーゴレイ峡谷へ爆撃を続けています。
ナンガルハル州は米軍がアフガン軍の側で戦いを続ける数少ない場所の一つで、昨年、米兵の戦死の3分の1が起きた、米兵にとって最も多く命が奪われた場所でもあります。
1月にグリーンベレーのミハイル・ゴリン1等軍曹(Sgt. 1st Class Mihail Golin)が徒歩のパトロールの最中に死亡し、土曜日にインサイダー攻撃で別の隊員が死亡するまで、2018年の最初の米兵の戦死でした。
ナンガルハル州の指のような山の尾根と小麦で満ちたデ・バラ地区はタリバン、アルカイダ、そして現在はイスラム国といった武装勢力に長いこと隠れ家を提供しています。
地区の中心部は、最近イスラム国が命を奪った自爆攻撃を主張した州都、ジャララバード(Jalalabad)の南、21マイル、2017年4月に米軍がイスラム国の洞窟ネットワークに対して、その武器庫の最大の爆弾「すべての爆弾の母(the mother of all bombs)」を落としたアチン(Aachin)の西11マイルにあります。
パキスタン国境上という位置のために、デ・バラはイスラム国の主要な補給路となりました。
「イスラム国はこの場所を周到な攻撃を準備して実行するための場所として使っていました」と、第1特殊部隊軍第3大隊指揮官のジョシュア・シール中佐(Lt. Col. Joshua Thiel)は言いました。
この地域で行われた攻撃の実例は、6月に宗教集会で12人を殺した爆弾事件と昨年、クリケットの試合で8人を殺した別の爆弾事件を含むと、シール中佐は言いました。
2014年頃とされる、イスラム国が最初にこの地域に到着したとき、民兵グループは彼らに参加するよう地元民を説得するのに金を使いました。米軍とアフガン軍当局は、グループがこの地域の木と鉱物を売り始め、地元民に税金を課し、金を巻き上げ、従わない者たちを殺していると言いました。
民兵グループは2ヶ月前に攻撃に引き続いて警察官を斬首したと、地元アフガン警察の指揮官、グラム・サキ(Ghulam Sakhi)は言いました。
「最初、イスラム国は本当によさそうに見えました」とサキは通訳を介して言いました。「すべての人々は彼らを好みました。彼らは人々とよくやりましたが、その後、彼らが人々を斬首したときまでに、人々は彼らがよき人々ではないと理解しました」。
グリンベレーとアフガン軍コマンドのチームは4月28日にガーゴレイ峡谷を見渡す尾根に入り込んだと、シール中佐は言いました。
別の米・アフガン軍がデ・バラ地区中心部の近くにより大きな基地、ブラックブリード基地(Camp Blackbeard)を建設すると、この位置、クラカン観測所(Krakken)はガーゴレイの東にあって、峡谷へ撃ち込みました。
「彼らはこの場所を建設するとき、首都を約30日間攻撃下に置きました」と、シール中佐はブラックブリード基地にいる間に言いました。
機関銃と迫撃砲はガーゴレイとクラカン観測所下の峡谷から撃ち上がり、イスラム国が潜り込んだとき米軍の空爆が峡谷を撃ちました。アフガン兵は日中は絶食して、イスラム教の聖なるラマダン祭と重なった攻勢の間の夜間だけ食べたと、シール中佐は言いました。
それから、5月30日にグリーンベレーとアフガン軍コマンドを満載したヘリコプターがガーゴレイ北西の尾根に着陸し、ガーゴレイを見下ろす前哨を建設しました。この動きはイスラム国戦闘員を東西両方からの攻撃の下に置いたと、シール中佐は言いました。
イスラム国戦闘員は、クラカン観測所からガーゴレイに至る峡谷を通じて、東からの攻撃から守るために防衛網を構築したと、シール中佐は言いました。民兵は彼らの陣地から出てきて、グリーンベレーとアフガン軍コマンドを西から攻撃しました。アフガン軍コマンドが要請した重爆撃がイスラム国戦闘員100人以上を殺しました。
ガーゴレイの西方のこれらのアフガン軍コマンドは首都へ前進しました。一方、コマンド2個中隊とグリーンベレーが東から攻撃し、峡谷を掃討しました。挟み撃ちの活動はイスラム国戦闘員を閉じ込め、6月9日までに首都占領を導きました。米兵はガーゴレイでイスラム国戦闘員が十カ国の国籍であることを見出しました。
兵士たちはブービートラップと女性2人の斬首された損壊された死体を見つけたと、両軍当局は言いました。
イスラム国はここ数ヶ月で領域の約半分を失ったと、シール中佐は言いました。米軍はイスラム国はコット州(Kot)とアチン州(Achin)からも追い出され、彼らの新しい拠点はトラ・ボラ(Tora Bora)へ移動しました。
グリーンベレーとアフガン軍コマンドはクラカン観測所の配置を続け、米医療チームはイスラム国が峡谷に多くを残した地雷の負傷者を治療するためにこの地域に残ると、シール中佐は言いました。アフガン軍は地域をパトロールして、検問所を設置しています。
イスラム国のお蔭で、この地域で約400家族が家を追われたと、デ・バラ地区の知事、レズワヌーラ・バシャマル(Rezwanullah Basharmal)は言いました。僅かな家族が現在、小麦を植えるために帰還しました。
「一度、検問所すべてが復活すれば、彼らは戻るでしょう」とバシャマルは言いました。
地区の地元警察指揮官のサキは、この地域のイスラム国に対する作戦は現在、タリバンを含めた地元民が帰還できることを指すと言いました。
「人々すべてがイスラム国の殲滅にとても幸せを感じます」とサキは通訳を通じて言いました。「イスラム国が片付けられるとすぐに、タリバンは戻るでしょう。彼らはイスラム国を恐れていました」。
アフガンの状況がすっかり変わっていて、驚かされました。
イスラム国をタリバンが恐れるとは。かつて恐怖の対象はタリバンだけでした。
米軍とアフガン軍がイスラム国を殲滅して、そのお陰でタリバンが地元に戻るような状態が生まれているのです。
イスラム国の戦術は相変わらず単純です。包囲されたら総攻撃をやって自滅です。こんな単純な連中をタリバンが恐れる理由が分かりません。
北アフリカへの転戦はうまく行っていないようですし、アフガンでも殲滅されかかっているのは、よいニュースです。
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